中国4000年の歴史。その伝統は街中に数多ある中華チェーン店にも引き継がれている。
そこで本サイトでは、庶民の味方、激安中華チェーンをこよなく愛する“食の伝道者”たちを徹底取材。彼らの言葉から見えてきた至高の中華料理店は、どこだ。
【※価格は編集部調べ。店舗・地域により異なります】
東京・池袋や上野にある中国人コミュニティ。そこにある中華料理店で愛されているのは、日本人向けの味付けを一切行わない本場の味だ。ワイドショーやグルメ雑誌でも頻繁に特集が組まれる、これらの料理は今や“ガチ中華”としてすっかり市民権を獲得している。
そんな本格料理は『バーミヤン』でも味わえる。“まいう~”のセリフでおなじみ、お笑いコンビ・ホンジャマカの石塚英彦氏が語る。
「バーミヤンのすごさは、普通の町中華にはないメニューが安く食べられること。ドリンクバーにも中国茶がずらりと並んでおり、町中華の値段で横浜中華街の味が堪能できる。これは魅力です」
伝説のグルメガイド本『東京いい店うまい店』を長年、編集してきた柏原光太郎氏も、その実力を絶賛する。
「バーミヤンは季節フェアを、よくやります。これが、特にいいんです」
7月上旬まで行われているのは、5年連続ミシュラン一つ星を獲得した台湾の名店『米香(MIPON)」監修の“台湾フェア”だ。
注目は、『豚の角煮』がメインとなる『米香セット』(1979円=税込・以下同)。メイン料理とは別に『鱈の唐揚げ野菜甘酢あんかけ』か『オアチェン(牡蠣オムレツ)』の小皿がつく。まさにコース料理さながらの充実ぶりだ。
自身も6年連続ミシュラン一つ星を獲得した名店『中国菜厨エスサワダ』のオーナーシェフである澤田州平氏は、チェーン店では料理の出来が群を抜いているとして『餃子の王将』を推す。スターシェフをも感嘆させるのは『炒飯』(693円)だ。澤田氏が理由を話す。
「チャーハンは油の量や卵を入れるタイミング、ご飯の硬さに至るまで、中華料理の基本が詰まっているんです。67年創業の王将は、京都の本社に職人技術を伝承する王将調理道場がある。店舗で働く料理人の腕前や、食材の生かし方は5店の中で一番でしょう」
この2店を追随するのは、中国の国酒として2500年以上の歴史を持つ『紹興酒』(グラス230円)を提供する『日高屋』だろう。
柏原氏がオススメの楽しみ方を話す。
「お酒の味と喧嘩しないような、さっぱりしたメニューが合うと思います。『おつまみネギチャーシュー』(370円)や『ニラキムチ冷奴』(270円)をつまみに飲むのが良いでしょう」
チェーン店で楽しめる本場の味。旅行気分で足を運んでみては。