■ヘルシーさを求めるなら『リンガーハット』
さまざまな楽しみ方がある町中華チェーン店。中には健康にも良いメニューも。月に1度は『リンガーハット』を利用するという前出の石塚英彦氏が『長崎ちゃんぽん』の魅力を解説する。
「僕、野菜苦手なんですよ。ただ、ちゃんぽんに入っている野菜は、すごくおいしく食べられる。最初は“これで普通盛り? ちょっと多くない”って思うんですけど、気がつくと完食してしまっている。不思議な食べ物です」(前同)
管理栄養士の望月理恵子氏が『リンガーハット』の栄養価の高さを絶賛する。
「『野菜たっぷりちゃんぽん』(1030円=税込・以下同)には野菜が480グラムと、厚労省が定めた1日に必要な摂取量350グラムが含まれている。炭水化物である麺も野菜と一緒に食べることで、血糖値の上昇を抑えられます」
食べ方にひと工夫を加えるだけで、より健康的なメニューになるという。
「塩分をとりすぎると高血圧や動脈硬化の危険があります。汁は飲み干さないほうが良いでしょう」(同)
精力増強に効果的だというのは『餃子の王将』の『豚辛ラーメン』(748円)だ。
望月氏が続けて、優れた栄養バランスを解説する。
「トウガラシに含まれるカプサイシンが交感神経を刺激してアドレナリンの分泌を促し、活力を与える。
豚肉には亜鉛も多く含まれますし、ニラに含まれるアリシンは血行促進を促します。まさに理想の“精力飯”と言えるでしょう」
スタミナをつけたいときに食べたいのは、『餃子の王将』の『にんにく激増し餃子』(385円)だ。石塚氏が話す。
「口に入れた瞬間に“うわ、ニンニク”って臭みがあるわけでもないのに、これを食べると、なんだか元気になるんです」
この発言にはきちんと根拠がある。望月氏が話す。
「餃子は、皮の糖質、肉のタンパク質、脂質、そして、野菜のビタミン、ミネラルが一気に摂れる完全栄養食。
そして、ニンニクは、餡(あん)の豚肉に含まれる、疲労回復効果の“ビタミンB1”の吸収を高める働きがあるので、激マシで!」
猛暑となる、これからの季節。町中華チェーン飯でタフに乗り切ろう!
【前編】“食の伝道者”たちがオススメする「コスパ・メニュー」から、ちょい呑みにぴったりな小皿や単品料理まで、今すぐ町中華チェーンに行きたくなる情報満載です。《【前編】はこちらから》
石塚英彦(いしづか・ひでひこ)
1962年2月6日生まれ。神奈川県出身。恵俊彰とのお笑いコンビ「ホンジャマカ」のボケ担当。俳優や映画の声優、「まいう~」のセリフでおなじみのグルメリポーターとしても活躍。愛称は「石ちゃん」。
澤田州平(さわだ・しゅうへい)
『中国菜厨エスサワダ』総料理長。兵庫県出身。神戸村野工業高等学校を卒業後、中華料理店でのアルバイトを経て辻調理師専門学校に進学。2000年に卒業後、兵庫の新阪急ホテルに就職。国内外問わず様々なホテル、中華料理店での修業を経て、大阪の『ジョーズ シャンハイ ニューヨーク』や『中華旬彩サワダ』の料理長を歴任。16年、大阪市内に『中国菜厨エスサワダ』を開業。その後も、19年に『中華バルサワダ』、20年に『中国菜エスサワダ西麻布』、21年に『大阪中華サワダ飯店』『大衆中華さわだ食堂』をオープン。テレビ、イベント、SNSなどを通し、親しみすい人柄とレシピでお茶の間でも人気急上昇中。
柏原光太郎(かしわばら・こうたろう)
1963年東京生まれ。1986年慶應義塾大学経済学部卒業後、株式会社文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集部等を経て、ニュースサイト「文春オンライン」、食の通販「文春マルシェ」を立ち上げ、『東京いい店うまい店』編集長を務める。EC事業開発局長を経て退職後、Kassie&Co.株式会社代表取締役。ほかに美食倶楽部「一般社団法人日本ガストロノミー協会」会長、「食の熱中小学校」校長、食べロググルメ著名人、とやまふるさと大使、DMOさかい観光局アドバイザー、高志の国文学館アドバイザー。著書に『「フーディー」が日本を再生する! ニッポン美食立国論』(発売: 講談社 発行: 日刊現代)、食べログフォロワー5万人以上。「dancyu」「食楽」「味の手帖」「食べログマガジン」など執筆多数。
望月 理恵子(もちづき・りえこ)
健康検定協会理事長、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、小田原短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。『栄養学の◯と×』、『やせる時間に食べてみた!』など著書も多数。