■「物を盗まれた」と言われたらどうするべきか? 専門家が解説
介護を受ける側が年を重ねるごとに、さまざまなことが起こります。年を取ると理解力・判断力の低下だけでなく、同じ話を繰り返し、テレビショッピング等で同じ物を購入するなど体験したことを忘れる「記憶障害」や、今いる場所がどこかわからない、今日が何日かわらかない、見舞いに来てくれる人が誰かわからないなど、時間・場所・人の認識が難しくなる「見当識障害」もあり、相談者に見られるような「物盗られ妄想」も散見されます。
「財布がなくなった」と言うとき、要介護者自身が財布をどこかに置き忘れたのか、妻である陽子さんが片付けたのか、自宅に立ち入った誰か(夫の姉か親戚か介護ヘルパーか近所の人なのか不明です)が持ち去ったのか、それが妄想であれば誰も幸せにならない妄想です。したがって、要介護者が心身ともに健全なうちに家族は行なっておかなければならないことが多くあります。
在宅での食事や入浴、排泄などの介護方法と介護者の役割分担、介護にかかる時間や費用、施設入居の時期と入居先施設の選択、病院での治療方針と延命治療への考え方、親の財産管理と将来の遺産分割や遺言書の作成など、作業は膨大にあります。それを妻1人に押し付ける夫とその親族は多いです。
大切な家族だから妻が面倒をみて当然ではなく、妻も1人の人間として、家族・親族という人間同士で話し合い、役割分担を行なって支え合うことが介護生活では大切です。
池内ひろ美(いけうちひろみ)
1961年生まれ。家族問題評論家。吉本興業所属。一般社団法人ガールパワー(Girl Power)代表理事。家族メンター協会代表理事。内閣府後援女性活躍推進委員会理事。これまで約4万人のカップルの結婚・離婚相談に乗ってきた。1996年より「東京家族ラボ」を主宰。『とりあえず結婚するという生き方』『妻の浮気』など著書31作品。
1961年生まれ。家族問題評論家。吉本興業所属。一般社団法人ガールパワー(Girl Power)代表理事。家族メンター協会代表理事。内閣府後援女性活躍推進委員会理事。これまで約4万人のカップルの結婚・離婚相談に乗ってきた。1996年より「東京家族ラボ」を主宰。『とりあえず結婚するという生き方』『妻の浮気』など著書31作品。
■【画像】「転倒防止」83歳夫のために大規模リフォームを実行した芸能界のおしどり夫婦とは
2011年6月に45歳差の加藤茶(83)との結婚を発表した加藤綾菜(38)。26年5月31日には自身のインスタグラムを更新し、自宅のリフォームを報告している。