今夏、円谷プロ制作の『ウルトラマンテオ』(テレビ東京系/7月4日~)に続き、7月26日からは東映制作の『角醒ハンターオメガホーン』(テレビ朝日系)――特撮業界を代表する2社による新番組が始まる。関連して、2社のスポンサー企業でもある「株式会社バンダイ」は両番組の玩具を販売予定だが、SNSでは“キャラ被り”を指摘する声が続出しているのだ。
『ウルトラマンテオ』は、7月4日からテレビ東京系ほかで放送が始まったウルトラマンシリーズ60周年記念作品。故郷の星を失い地球で生き延びていた青年・光石イブキ(岩崎碧/22)こと宇宙人テオが戦う物語。
今回話題となっているのは、味方側の怪獣“プチ怪獣プッチー”(声:小林ゆう/44)。普段の容姿は淡い紫色のゆるキャラ的な感じだが、巨大化して二足歩行する2本角を持つ真紅のドラゴンのような姿になり、テオと共闘することもあるという。
そして『角醒ハンターオメガホーン』は、7月21日から放送予定の特撮ヒーロー番組。現在放送中の『超宇宙刑事ギャバンインフィニティ』終了後に放送される「スーパー戦隊シリーズ」枠の後枠であり、“赤いヒーロー”が活躍する”「PROJECT R.E.D.」第2弾の作品である。
『オメガホーン』の主人公はトレジャーハンターの”シャウト/キャプテン・オメガホーン”(楢原聖/20)。今回話題となっているのは、シャウトの相棒となる、 “角獣・炎角(かくじゅう・エンカク。玩具ではカタカナ表記)”。“角獣”とは、古代に地上を支配していた巨大な生命体。エンカクは、2本の角と真っ赤な体色が目を引く、四足歩行の“角獣王”だ。
上記2作品を巡ってSNSで物議を醸しているのは、『テオ』のプッチーと、『オメガホーン』のエンカクが“2本角が目を引く真っ赤な怪獣”という点で、界隈に明るくない人からすれば似て見えること。そして、2匹がモチーフの『覚醒変形!DXプチ怪獣プッチー』(7月18日発売/税込4400円)と『DX角獣エンカク』(7月25日発売/税込4730円)が、ほぼ同じタイミングと価格帯でバンダイから発売されることだ。
なぜ、キャラ被りが問題なのか――それは、ドライな言い方をすれば特撮ヒーロー番組は“玩具の販促番組”でもあるから。劇中に登場するアイテムや怪獣、メカのおもちゃをバンダイが商品化し、それを販売することで収益化するという流れだが、今回、ライバル関係にある東映と円谷の2大ヒーローの“主力商品”のデザインが、同じバンダイの商品でありながら被ってしまったということだ。