連日の熱戦が繰り広げられる北中米ワールドカップ(W杯)。その主役のひとりと言ってもいい選手が、スーパープレー連発で世界中を熱狂させているノルウェー代表のアーリング・ブラウト・ハーランド選手(25)だ。
 
「ハーランド選手は今大会がワールドカップ初出場ながら、ここまで得点ランク3位タイの7得点(7月10日現在)。ノルウェー初のベスト8進出という快進撃を牽引しています。圧巻のプレー、明るいキャラクターにも注目が集まり、日本のメディアでも彼の記事が連日配信されるなど、一躍時の人となっています」(スポーツ紙記者)

 この大活躍の裏で話題になっているのが、身長195cm、体重94kgという体格を持ち、圧倒的な運動能力を見せるハーランド選手の“サラブレッド”ぶりだ。

「彼の父であるアルフ・インゲ・ハーランド氏(53)は元サッカー選手で、94年アメリカワールドカップでノルウェー代表に選ばれています。さらに、母のグリ・マリータ・ブラウト氏も陸上7種競技の元選手。100メートルハードル、走高跳、砲丸投、200メートル、走幅跳、やり投、800メートルの7種目をこなしました。年代別のノルウェー選手権で七種競技を制した記録も残っています。ハーランド選手の両親は共にトップレベルのアスリートなんですよね」(前同)

 この事実にX上では、

《日本には「親の顔が見たい」っていうのがあるんだけどさ こういうの見ると良い意味で親が…… て思う》
《ハーランド家もスポーツエリートの両親なんやな》
《フィジカルエリートの母親の影響が相当大きい気がする》

 など、ハーランド選手の活躍に両親からの“遺伝”が大きく影響しているのではないかという声が上がっている。

 実際、親の身体能力はどれほど子どもに引き継がれるのだろうか。スポーツ遺伝学が専門の順天堂大学・福典之教授に解説をお願いした。

 福教授によると、さまざまなデータから“身体能力における遺伝の影響”は大きいことが裏付けられているという。また、大規模な調査によって、身体能力は母親の遺伝が影響する傾向も示されているそうだ。

「ヨーロッパでは、スポーツ全国大会への出場経験者など約4000人以上の双子を対象とした調査が行われており、“競技力の約66%は遺伝によって決まっている”というデータが出ています。また、身長などの体格的な特徴も遺伝率が非常に高いことが分かっており、身体能力における遺伝の影響は強いと言えるでしょう」(福教授、以下同)

 さらに、遺伝は「父親よりも母親の影響を強く受けやすい」のだという。