■城島茂の動画が“AI動画に見えた”2つの背景
AIによる広告動画――近年のSNSでは、AI技術を駆使したディープフェイク(偽動画・偽音声)を悪用した“詐欺広告”が問題視されていることで知られる。
警察庁が2月12日に発表した情報によると、著名人になりすますなどして投資を誘う「SNS型投資詐欺」の被害は9538件で1274億円(前年比46%増)。実在の投資家をかたった広告からLINEに誘導されるケースが目立つという。
「たとえば堀江貴文氏(53)や前澤友作氏(50)、桐谷広人氏(76)など多額の資産を持っている著名人が“絶対に儲かる投資法”を紹介する詐欺動画広告などが有名ですよね。よく見ると表情やイントネーションが不自然だったりするのですが、声色やビジュアルは本人そっくりなんです。そうした動画は、多くの人が一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そういった動画がすでに多数存在していることにくわえて、今回の城島さんの動画は、演技に熱が入っていたこと、カメラアングルが真正面からだったこともあるのか、そうした問題動画に近い雰囲気になってしまった感じも……。そのために、SNSで“AI動画に見える”といった声が多く上がることになったのでしょう」(スポーツ紙記者)
生成AIと著名人を巡っては詐欺以外にも、今年1月19日放送の『令和に足りないテレビ』(TBS系)で渋谷凪咲(29)が、“YouTubeに自分と男性がキスをする生成AI動画が投稿されていた”と嘆いたことも。そうしたことが相次いでいるために、ユーザーの警戒心は増しているのだろう。
ただ今回の犯罪防止啓発動画は、それだけ人々の目を引く強烈なインパクトを残したとも言えるだろう。