フジテレビの4月期ドラマ『夫婦別姓刑事』の撮影で、俳優・佐藤二朗(57)と橋本愛(30)との間に勃発したトラブル。7月1日配信の『文春オンライン』が、佐藤による橋本へのハラスメント疑惑を報じて波紋を広げていたところ、渦中の佐藤が9日発売の『週刊新潮』(新潮社)にて、自身に起こっていたことと心境を激白。佐藤の主張によれば、フジテレビが依頼した弁護士から言われた言葉の数々は《脅しのように》聞こえたという――。
同ドラマは、2人が夫婦であることを隠し、バディ刑事として事件を解決するストーリー。事の発端は、コメディタッチのやり取りを撮影している際、佐藤が橋本の身体に触れた件だ。
「橋本さんが警察車両を運転するなかでの夫婦の寝室を巡るやり取りで、佐藤さんの意見を聞きたくない橋本さんが目をギュッと瞑るシーンがあるんです。運転中にそれでは当然危ないので、佐藤さんは慌てて“開けて!”と言うと、橋本さんは目ではなく口を開ける小ボケをする。そこで、あらためて佐藤さんが“口ではなく目を開けて”というシーンで、佐藤さんが橋本さんの顎に手を触れるアドリブをしたというのが、報じられている“身体接触”です」(スポーツ紙記者)
これを機に佐藤は、ドラマのプロデューサーから身体接触の制限を示されたと『新潮』に証言している。
インタビューで佐藤は、日常的なシーンはOKだと聞いていたというだけに、《身体接触の可否の基準が途中で変わってしまったようにしか思えませんでした》と述懐したほか、制作サイドから、今後は肩や腕以外の身体接触は事前確認するよう求められたという。
その後、佐藤が橋本の楽屋へ行き、橋本に向かって《俳優の仕事を続けるべきではなく、夫婦役の出演の依頼があってもこれを受けるべきではないと考えている》(フジテレビの公式コメントより)との言動が“ハラスメント行為”と認定されたのだ。
この件についてフジテレビは7月7日に、依頼した外部の弁護士が当事者及び関係者へのヒアリングなどを行なった上で、
《男性俳優の発言内容に加え、両俳優の関係、発言がなされた経緯や状況、口調の強さ等の発言態様を総合的に考慮し、男性俳優が、女性俳優の過去の経緯を知りながら、女性俳優の俳優活動の継続にまで言及する発言を行ったことや女性俳優は男性俳優の発言を受けて涙が止まらずに撮影に支障をきたす状況に陥るほど強いショックを受けたことを重く見て、男性俳優の一連の言動は女性俳優に受忍限度を超える精神的負荷を与えるものであり、女性俳優側に非はなく、ハラスメントと評価されるとの見解を示しました》
との公式コメントを出している。
そして、『夫婦別姓刑事』放送初回となった4月14日、佐藤はフジテレビのコンプライアンスを担当するシティユーワ法律事務所・江黒早耶香弁護士と話をすることになったという。これが先のフジが出した公式コメントにおける“外部の弁護士”だろう。
そこで佐藤は江黒弁護士から、橋本がハラスメントにより“限界”であることに加え、橋本が潰れるような事態になれば、《佐藤さんのタレント生命にも傷がつきますよ》と言われたのだという。そのときのことを、佐藤は《脅しのように聞こえました》と『新潮』のインタビューで振り返っている。