■「足りない魅力」――福原に演じて欲しい役とは
「戸田恵梨香さん(34)が女性陶芸家の半生を演じた『スカーレット』や、吉高由里子さん(34)が戦火の中を逃げ惑う姿が印象的な『花子とアン』には苦悩が詰まっていました。
一方で、『舞いあがれ!』の舞は自分の想いを封印して、喜んで家族の犠牲となっている。福原さんには子役出身で良い子のイメージがつきすぎているからか、その真っ直ぐすぎる選択に観る側としては心が動かないんです」(前出の吉田さん)
誰かのために犠牲になる姿ではなく、もっとワガママな彼女が観たい、というわけだ。そんな彼女が今後、演じるべき役柄は、ズバリなんなのか。
「福原さんは、2021年の10月から読売テレビで放送され、主演を張った『アンラッキーガール!』が当たり役でしたね。なんだかんだと運のない女の子を演じるのですが、不幸せな感じが似合っていた。
福原さんは線の細さからか、演技に迫力が欠けますが、幸薄な役柄がイメージにぴったりだったのです。今後は、殺人犯やイジメっ子役など、負の感情を全面に出した演技を求めたい」(前同)
くしくも、先に発売されたフォトブック内のインタビューで、今後、普段の自分とはかけ離れたヤンキー役なども演じたいと語っている福原。
小学校の時には両親の離婚など、私生活では辛い経験もした福原。小学校1年生でドラマデビューを果たし、その後、NHK Eテレの子ども向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』で、“まいんちゃん”として親しまれた彼女。モデル業、声優業も経験してついに朝ドラ主演まで射止めた福原には、さらに女優として大きくなってもらいたいが、制作会社関係者は話す。
「7月期には、TBSの火曜日夜10時の枠で、大人の恋物語を描く連続ドラマに主演するという話です。現在、橋本環奈さん(24)主演の『王様に捧ぐ薬指』が放送されている、旬の若手女優が主演する枠ですね。
安田顕さん(49)などベテラン演技派俳優も多く出演するという話ですから、彼らと交じって、“大人の福原遥”を見せてほしいですね」
福原は、新たな一面を見せ、さらに“舞いあがれ”るか!?