■早くもトンデモドラマの匂い…
一方で、《パパ活の子が1番分別がなさそうで何するかわかんなくて怖いし、坂井さんは壊れてしまってそうで怖いし、すばるの同僚はバカそうで怖いし、パパはシンプルに暴力が怖いし、勝手にデスクの引き出し開ける元夫も怖い。何だこのドラマ。おもろ》《全員「いつでも暴走できまっせ」みたいなメンツなの死ぬwww坂井真紀、桜井日奈子、徳井義実、草川拓弥は暴走確定演出でアツい》など、不穏な展開とメンツに期待の声があがった。
指摘の通り、澄晴(寺西)へ恋愛感情が暴走しそうな優子(坂井)に、澄晴に執着するパパ活女子・莉奈(桜井日奈子/29)、葵にストーカー気味な元夫・創(徳井義実/51)、様子のおかしい澄晴の同僚・龍太(超特急・草川拓弥/31)、粗暴すぎる澄晴の父・真澄(佐々木)と、とにかく周辺人物がヤバすぎる。しかもそのヤバさの描写がどれもあえて過剰で、トンデモドラマの匂いがプンプンした。
脚本は、混沌とした家族模様の過剰な演出が話題になり、松本若菜(42)のブレイクのきっかけにもなった、22年放送『やんごとなき一族』(フジテレビ系)を手がけた的場友見氏。これはもう、純愛トンデモドラマを期待するなという方がムリだろう。その路線ならば、寺西の演技も気にならない。なかなか正しい役柄とキャスティングなのだ。
フジテレビがあるお台場ロケが多く、制作資金には苦労していそうな本作だが、トンデモ系ならロケ先はあまり関係がない。次回、葵は優子に、もう少し澄晴について探ってほしいと頼まれ、澄晴は父親から理不尽な要求をされ、2人は残酷な“現実”に向き合うことになるらしい。ぶっ飛んだ展開が期待できそうだ。
(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ
編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。