■北村総一朗本人が語る「ブログ休止の真相と今の体調」

 北村を巡っては2020年12月放送の『税務調査官・窓際太郎の事件簿スペシャル』(BS-TBS)を最後に映像作品に出演しなくなり、1975年から所属していた「劇団昴」も2025年6月に退団。

 北村は退団後もオフィシャルブログ「行住坐臥」を月2~4回ペースで更新していたが、今年4月29日に《身勝手ながら、一身上の都合によりブログ発信を、暫く休ませていただきます》と投稿して、ブログは更新休止状態に。6月12日に中村玉緒さん(享年86/6月9日逝去)への追悼文を掲載したのを除いて、ブログは更新されていない。

 当時、突然のブログ休止発表に心配する声も多く寄せられたが、北村はブログの更新休止を発表した4月29日、テレビ朝日の取材に《入院しているわけではありません。自宅で過ごしております。体力的な疲れで、少し休んでいるだけで、医者からもそのように言われております》とコメントしていた。

 そんな北村の近況は? そしてなぜブログを止めたのか? 本サイトが劇団を通して問い合わせをしたところ、14日午後、本人が取材に応じてくれた。以下、やり取りになる。

――久しぶりに映像でお姿を拝見しました。ブログも休止されて心配するファンもいますが、体調にお変わりはないでしょうか。

「まだ杖を使わないでも歩けますよ。でも、ブログはもうしばらくお休みさせてほしいです。ブログはしょっちゅう書かなきゃいけないけど、あまり必要ないかなと思って。ようするに怠け者なんだよね(笑)」(北村、以下同)

――久しぶりの『踊る大捜査線』への出演ですが、作品に対する思いをお聞かせください。

「『踊る』は、本当に俳優生活の分岐点だったんだよね。あれに出ることで、俳優生活がすべて変わった。その意味でも、本当に感謝してる作品なの。それから本当に忙しくなったし、“北村総一朗”の名前が一般の方にも知ってもらえたことは、本当にうれしいことでね。

 それに、僕は90歳になったから。映像(※テレビや映画)はやめて、しばらく劇団に戻って演出をしていて。俳優の方はしばらくしてこなかったものですから……」

――劇団でも、俳優業はお休みされていたんですか?

「そうそう。役者じゃなくて演出をやってた。『踊る大捜査線』が終わってから、ちょっと体調を崩していた時期もあって。それで“もう俳優はできないかな”と感じて、劇団に戻って。“演出ならできるだろう”と思って続けてた。それで、あっという間に90歳になっちゃって。

 そしたら、90歳になったのにもかかわらず、亀山さん(※初期から『踊る』に携わってきた亀山千広プロデューサー、元フジテレビ社長)から直接“出演できないか”ってお電話をいただいて。それはもう、『踊る』には感謝しかないから、何があっても断るわけにはいかないから。もう快く引き受けさせていただきました。本当に光栄ですし、ありがたいと思って。『踊る』への縁の深さというものを感じています」

――お元気な声が聞けてよかったです。

「変な話だけど、『踊る』に出るからまたブログを始めるのも、何か宣伝っぽくて嫌で。なんとなく、読者を焦らしていたみたいでイヤらしいじゃない(笑)。みなさん、心配してくれて本当に申し訳ないと思う。ゴメン! 高齢だってことで、勘弁してくれる?」

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 北村は取材中、杖を使わずに歩けることを話す際、「今のうちに足腰を鍛えておきなさい!」と笑いながら記者にアドバイスをくれた。優しい、笑顔の神田署長が感じられた瞬間だった。