■大手航空会社も破格値で利用可能

 そして、夏の行楽シーズンに注目したいのが航空会社のシニア割だ。

「『JAL』や『ANA』などの大手も、シニア割を使うことで通常料金の半額以下になることがしばしば。当日予約でしか利用できませんが、現役世代に比べて自由な時間が取れるシニア層は、思い立ったら旅に出るという楽しみ方ができます」(前出の丸山晴美氏=以下同)

 旅費を抑えるなら、宿選びも重要だという。

「『楽天トラベル』や『じゃらん』、『ゆこゆこネット』などの旅行予約サイトでは、ホテルが独自に設定しているシニア向けプランを検索できます。対象年齢が1人でもいれば、そのグループ全員が割引対象になることも多く、家族旅行で活用すると、かなりお得です」

 しかも、ホテルのシニア割プランは、値引き以外の魅力もある。

「宿泊費が安くなるだけでなく、夕食時のワンドリンクサービス、レイトチェックアウト、ホテル館内施設の利用券付きなど、別の形で特典が付くこともあります。例えば、『ゆるり西伊豆』(静岡県)の“シニア応援割”では、夕食が特選コースにグレードアップし、生ビールなどのワンドリンクサービスが付きます」

 コツは、平日や閑散期を狙い、飛行機とホテルのシニア割を組み合わせることだという。

 今回は、丸山氏に、“夏の沖縄旅行プラン”を提案してもらった。

「『JAL』の東京(羽田)-沖縄(那覇)の航空券は、この時期、通常なら片道4~6万円程度ですが、シニア割なら2万円台で取れることがある。『ホテルパークスタジアム那覇』の“シニアプラン”などを組み合わせれば、1泊2日を6万円台で楽しむことも可能です」

 現地での楽しみ方にも、ひと工夫。

「節約した分を、沖縄グルメやお土産に回せば、旅がより思い出深いものになりますよ!」

 他にも、全国で使えるシニア割は多数あるので、今回の特集を参考にしてほしい。

丸山晴美(まるやま・はるみ)
外国語の専門学校を卒業後、旅行会社、フリーター、会社員、コンビニ店長へと転職。22歳で節約に目覚め、年収が350万円に満たないころ、1年で200万円を貯める。26歳でマンションを購入。2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザーの資格を取得し、お金の管理、運用のアドバイスなどを手掛け、TV、雑誌などで幅広く活躍している。