■フォーマットが評価され、視聴者を釘付けにする『イロモネア』
前出のバラエティ番組ディレクターは20日の編成についてこう話す。
「今、テレビ各局では、かつて人気だったバラエティ番組を相次いで復活させていて、TBSでは年始に14年ぶりに『ウンナンの気分は上々。』を復活させ、好評だったこともあり夏にも再び放送することが決定。さらに2017年を最後に放送がなかった『イロモネア』も、25年に南原さんの還暦記念特番として8年ぶりに復活。
今回が3回目の復活放送となりましたが、このタイミングでの放送となったのは“『ダブルインパクト』を潰しにいったのでは……!?”とバラエティの関係者の間では言われていますね。ウンナンさんがそろって番組出演することは滅多にないことですし、人気芸人が大勢出演する、鉄板コンテンツですからね。
日テレは、『女芸人No.1決定戦 THE W』の終了を明言していて、今後は代わって『ダブルインパクト』を局のお笑い賞レースとして盛り上げていきたい、という思惑があるはずですが――“その裏にTBSが『イロモネア』をぶつけてきたのでは?”というふうに見られています。つまり、編成の戦略だと。
そして結果、『ダブルインパクト』の世帯視聴率は5.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は3.5%。『イロモネア』の世帯は6.1%、個人は4.2%と、『イロモネア』の方が高かったんですよね」
前出のバラエティ番組ディレクターは「『イロモネア』は特に若い層の数字が良かった」と言い、こう続ける。
「若手・ベテランと人気芸人がたくさん出ますし、さまざまなジャンルのネタが短い時間で次々と展開するというテンポ感、そして観客が審査するというフォーマットが圧倒的に支持されていますよね。
お笑い賞レースでは、テレビ朝日系の『M-1グランプリ』、TBSの『キングオブコント(KOC)、フジテレビ系の『R-1グランプリ』がありますが、日テレは『ダブルインパクト』をそういった賞レースにしていきたいところでしょう。
賞レースでは『M-1』が突き抜けて注目度・視聴率が高く、二番手が『KOC』ですよね。東京03やバイきんぐなど、優勝して売れた芸人もたくさんいます。TBSとしては『KOC』の格を守るという意味合いもあり、『ダブルインパクト』に『イロモネア』をぶつけてきたのでは――と関係者の間ではそんな話もされていますね」(前同)
お客さん、視聴者を笑かした方が勝つバトルの裏側では、テレビ局同士の緻密な編成バトルが繰り広げられていたのだろうか――。