テレビ朝日を代表する、タモリ(80)がMCを務める人気音楽番組『ミュージックステーション』。7月17日放送回の2時間SPでは、中森明菜(61)が30年ぶりに出演したことが話題になった。《ブラウン管TVで正座して見てた子どもの頃にタイムスリップした気分でした》《手も顔も震えてて心配だったけどめっちゃ頑張ったね とっても素敵なパフォーマンスだったよ》などとSNSでも大好評だったが――キー局関係者は言う。
「この日の『ミュージックステーション』は、視聴率も世帯9.0%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人5.8%と好調。テレビ界で重視しているコア(13~49歳の個人視聴率)も含めて、同時間帯トップクラスの数字でした。
そんな好調の『ミュージックステーション』ですが――7月17日放送回を最後に、演出やキャスティングを担当していた敏腕プロデューサー・Aさんが番組を外れて、もうすぐテレビ朝日も退社すると聞こえてきています……」
A氏はフリーランス時代にはWOWOWでグラミー賞の番組を担当し、2013年に日本テレビに入社。『THE MUSIC DAY』『ベストアーティスト』など数多くの番組の演出を手掛けた。そして18年9月にテレビ朝日に入社して、『ミュージックステーション』『EIGHT-JAM』などのプロデューサーを務めてきた敏腕である。
「Aさんは多くのアーティストに信頼されていて、最近では、藤井風さん(29)も全幅の信頼を寄せているといいます。テレビにめったに出ない藤井さんが2022年10月期に短期ながら冠番組『藤井風テレビ』(テレビ朝日系)を引き受けたのも、Aさんの尽力によるところが大きいと聞こえてきています」(前同)
A氏は2025年5月には、日本版グラミー賞と呼ぶにふさわしい新賞レース『MUSIC AWARDS JAPAN』授賞式の総合演出、出演者のブッキングを担当。授賞式はNHKで生放送されたが、テレビ朝日の局員が指揮を執るというのは異例な体制として注目された。
「そんなAさんが、今回『ミュージックステーション』の担当から外れ、そしてテレ朝からも退社するという話なんです。Aさんは今夏の人事で、バラエティ番組も制作する部署へ異動することが決まっていたといいます。出世ではあるといいますが、音楽部門、そして『ミュージックステーション』からは遠ざかってしまう。制作現場から離れることへの葛藤があったと周囲には伝えているようで、さらに退社を決断したとも聞こえてきていますね。
近年、音楽番組はリアルタイムの視聴率が取りやすい番組として注目されるも、各局が上手くいっていたわけではなかった。そんななかで、『ミュージックステーション』には安定感がありました。そんなテレ朝の“音楽の顔”的に番組に大きな変化があるということで、業界にも激震が走っていますね」 (前同)