■日テレ&フジテレビも音楽番組でヒットを狙うも――大苦戦

 音楽番組は見逃し配信が普及している現代でも、リアルタイムの数字が取りやすいジャンルだと言われている。それは、“推し”のアーティストが音楽番組に出演する際、リアルタイムでパフォーマンスを見たいというファンが多いからだ。

 民放のレギュラー音楽番組と言えば、テレビ朝日の『ミュージックステーション』とTBSの『CDTV ライブ!ライブ!』の2つが代表格だったが、前述の事情もあってか、日本テレビとフジテレビも新たに音楽番組を立ち上げる動きがあったが――どちらも、成功とは言えない状況にある。

 日本テレビでは、2024年4月から約34年ぶりとなるゴールデン帯での音楽番組『with MUSIC』を土曜夜8時台にスタートさせたが、視聴率は苦戦。2025年4月に土曜夜10時台に移動するも、26年3月末に終了。2年の短命に終わった。

 そしてフジテレビでは、今年4月から10年半ぶりとなるゴールデン帯でのレギュラー音楽番組『STAR』が木曜夜7時台で放送中だが、こちらも視聴率は振るわず、上がり目を模索中のようだ。

「そんななか、1986年から続く老舗の『ミュージックステーション』と、若者視聴者を強く意識した戦略がハマって人気を獲得している『CDTV』は堅調と言えそうです。SNSで話題がトレンド入りすることも珍しくないですよね。

 ただ今回、『ミュージックステーション』の人気の一端を担っていたことは間違いないAさんが番組を離れることになったわけで……。キャスティングを担当していた人ですし、多くのアーティストの信頼も厚い。

 Aさんは趣味も兼ねて週に何本ものライブに足を運び、アーティストやスタッフと信頼関係を築く人だといいます。そんな彼が番組を離れ、そして退社することになれば、今後の『ミュージックステーション』には、大きな影響があるのではないでしょうか」(前出の民放キー局関係者)

 本サイトはテレビ朝日にA氏の退社について問い合わせたところ、「個別の人事に関しては従来お答えしておりません」ということだった。

 今年、テレビ界では大きな変化が起きているようだ。