■「気づいたら日付が変わっていた」なんてこともしょっちゅう

 また、キンプリは「考え、選ぶこと」を重要視しており、舞台裏でもほとんどの作品の制作に参加し、話し合いを常に重ねていることを同誌で明かしていた。

《神宮寺 皆さんの手に触れるものほとんど全部を、メンバーと話し合い、スタッフさんと協力しながら制作しているんです。楽曲やコンサートはもちろん、それこそ、CDについてくるスリーブを決めるところまでちゃんとかかわっているんですよ》

《岸 白熱すると時間を忘れちゃうから。「気づいたら日付が変わっていた」なんてこともしょっちゅう》

《平野 一曲に絞るまでが大変なんだけど、決まったあとはそこから「音はこのままでいいのか」、「この曲だったらどんなパフォーマンスにするのか」、「振付けは誰にお願いするのか」、「MVは、衣装は、ジャケ写はどんなものにするのか」……どんどん話し合い、カタチにしていく》

 とにかく話し合いに話し合いを重ねて「ちゃんと納得できる作品」を作ることに命を懸けていることが、同インタビューの端々から伝わってくる。

 永瀬は、2022年10月に自身のラジオ『永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)で、キンプリを「僕の肌感覚的に、こんなデビュー当初から全員がこんなに集まって、グループについて、楽曲、MV、衣装とかも含め、話しあっているグループってなかったと思う」と評していたが、それは決して言い過ぎではないだろう。

 ちなみに、前述の『MORE』にはメンバーそれぞれの単独インタビューも掲載されていたが、平野はそこで、こう語っていた。

《基本的に何かを選ぶ時は迷わないタイプ。迷わないのはきっと“直感”で選ぶからなんだと思う》

《人生の選択をする時の判断基準は「楽しい幸せ」。選んだ先に幸せな未来が見えるかどうか、それだけ。(中略)心の赴くままに歩いたら「気づけばここにいた」、今も昔もそんな感覚なんです》

「キンプリ脱退」を決意するに至ったのには、こうした自分の直感を信じ抜いたからかもしれない。