■長野専務と新庄に“繋がり”か――第1シーズン第4話での“疑惑の場面”

 前述の取り調べは第1シーズンの第4話での出来事。長野専務(小日向)が取調室で野崎(阿部)に“空白の2年間”の内情を説明して、それを部屋の外で聞いていた公安部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎/70)が隣にいた新庄(竜星)に目配せ。そして場面が切り替わり、新庄が取調室に入室して、野崎に「豊前中津園(※更生施設)に確認取れました」と耳打ち――という流れだった。つまり、新庄はあの場面で、最も調査結果を偽装できる立場にいたということになる。

 また、第2シーズン放送当日の朝には、『VIVANT』を担当する宮崎陽平監督が同局系『サンデー・ジャポン』に出演した際、「(長野専務は)何かの組織にいるのでは? キーになりますか?」という質問に対して「キーに……なりますよ」「初回(第11話)でまずキーになる」と明言。

 その夜の第11話では、長野専務が丸菱商事社長に、乃木のバルカでの功績を材料に3階級特進で役員に昇進させるように打診する場面があった。乃木は出世すると別班の任務に支障をきたすことから、その提案を上手く切り抜けたのだが、そこで長野専務は「いずれにせよ、部署の立ち上げには時間がかかります。ここはしばらく、私が面倒を見るということで」と社長に伝え、話がまとまる――という展開になった。

 同場面では、乃木が“バルカの件は自分ではなく上司である部長の手柄”だと熱弁する際、長野専務が乃木を見ながら非常に意味深な表情を浮かべていたことも注目された。その後の「私が面倒を~」という部分も含めて、長野専務は乃木の活動を妨害すべく出世させようとして、それが失敗したから彼を監視する方針に舵を切ったのでは――そんな声もあるなか、

《長野の経歴の確認を取ったのは「新庄」 その新庄は「裏切り者」だった。 長野の経歴詐称を助けたのは新庄では? つまり2人はこの頃から裏で手を組んでいた》
《確かに、乃木の役員昇進を推してたのも長野だったね。新庄と手を組んでるのはあり得る》

 といった、“新庄と長野が裏でつながっているのでは”という考察も寄せられているのだ。

 長野専務の闇が暴かれる、ともささやかれている『VIVANT』第2シーズン。その闇に、“裏切り者”の新庄も深くかかわっているのだろうか……。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。