■第1位は、10万円以上得するる無事故無違反のメリットとは

1位 ゴールド免許とSDカードで10万円以上得する無事故無違反のメリットとは

 日々、若者文化やトレンド事象を研究するトレンド現象ウォッチャーの戸田蒼氏が本サイトで現代のトレンドを徹底解説。今回、戸田氏が注目したのは、増加する交通事故と「ゴールド免許」についてです。

 スマートフォンの「ながら運転」による自動車の死亡・重傷事故件数は2025年に148件に達し、統計を開始した2015年以降で過去最多を記録しました。そのうち死亡事故は26件。2019年の道路交通法改正による厳罰化や、2020年からのコロナ禍に伴う外出自粛によって一時期は減少したものの、2021年以降は5年連続で増加の一途をたどっています。

 今年3月には、新名神高速道路のトンネル内で大型トラックの運転手がスマホ画面を注視して走行し、子ども3人を含む6人が死亡する追突事故が発生しました。スマホが絡む事故全体の死亡率は2.7%で、スマホと無関係な事故の死亡率0.8%と比較して約3.4倍という高い数値が出ています。

 自動車事故の増加を受け、改めて注目されているのが優良運転者の証である「ゴールド免許」です。5年以上免許を保有し、過去5年間に無事故・無違反であることが取得の要件ですが、実はこの資格を維持することが、安全意識を高めるだけでなく、10万円以上の金銭的メリットを得られることはあまり知られていません。

 ゴールド免許の恩恵として最も身近なのは、約3000円の更新費用や30分で終了する講習時間、全国の警察署で手続きができる利便性です。しかし、家計に直結する最大の利点は自動車保険の「ゴールド免許割引」にあります。

 保険会社によって異なりますが、一般的な割引率は10%~18%程度。中には最大45%の割引を提示する会社も存在しており、家族の車両や仕事用の軽トラックなど、複数台の任意保険を契約している世帯であれば、割引の恩恵はさらに大きくなる仕組みです。年間で計15万円の保険料を支払っている場合、15%の割引が適用されていれば年間2万2500円の節約。ゴールド免許の有効期限である5年間の合計に換算すると、それだけで11万2500円もの差額が生じる計算となります。

 さらに、一部のレンタカー会社では20%の利用割引が受けられるほか、金融機関によってはマイカーローンの金利が0.1%優遇されるプランも用意されており、購入総額の大きな車両を長期ローンで組む際には数万円単位の負担軽減に繋がります。