今年1月期のヒットドラマ、竹内涼真(33)主演の『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系/火曜よる9時~)は、原作があるうえに、すでにドラマ化までされているのに、視聴者の考察が盛り上がっていた。その理由はーー?

 同ドラマは、小学校のときに強盗事件で使用された拳銃をタイムカプセルに入れて埋め、誰にも言えない秘密として共有した、男女4人の23年後の宿命的な再会から始まるヒューマンラブミステリー。全話平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)は6.5%で、最終回は7.5%の番組最高を記録。配信サービス・TVerのお気に入り登録数は109万を超えた。

 原作は第56回江戸川乱歩賞を受賞した横関大氏の推理小説『再会』で、2012年にフジテレビ系で江口洋介(58)主演でSPドラマ化されている。ネタバレを探せばすぐ見つかるはずだが、それでも考察が盛り上がったのは、ドラマ自体の力があったからだろう。また、演出、構成の巧みさもあるが、なによりメインの同級生4人、竹内、井上真央(39)、瀬戸康史(38)、渡辺大知(35)の演技が素晴らしかった。

 特に、主人公の刑事・飛奈淳一を演じた竹内は、初恋の相手・岩本万季子(井上)の美容院で髪を切られているときの照れた表情から、通夜や喫茶店での同級生とのコミカルな会話、銃を入れたタイムカプセルを掘り起こそうするまでのシリアスな雰囲気まで、すべてが自然で感情がしっかり伝わってきた。これに演技巧者の井上、瀬戸、渡辺が加わるのだから、視聴率と配信の数字が高いのは納得だ。