■ブルーウォーカーの“別人格”が新庄に協力している考察
最終的に乃木(堺)が監視カメラの罠に気付き、太田(花岡)に新富士空港のカメラを調べるように指示を出す。太田は電話で指示を受ける直前までベッドで横になっていたが、起き上がってからキーボードを操作中に膝から崩れ落ちてしまうほどヘトヘトになっていた――という展開。その後には、太田が差し替えられた監視カメラの映像を探す作業を「1人なので時間が……」と言うも、あまりにもあっさり見つけられたことに、自分でも驚いている描写もあった。
そんな太田は、別班の乃木がこれまで出会ってきたなかでも1番の超一流のハッカー。それだけに、乃木とFは“彼女を上回る凄腕ハッカーが都合よく新庄側にいるのか?”と、怪しむ場面も。
性格の変化、妙に強調されている疲労困憊ぶり、そして乃木とFが感じている“違和感”――こういった描写の数々から、
《明らかに違和感しかないので、女優都合の変更かと思ったら何らかの伏線で大どんでん返しとかなら凄すぎる。太田が自分では認知していない系の二重人格でもう一人の人格が飯沼愛。(略)新庄の映像を出す時に「早すぎて自分でも驚いてます」これはもう一人の自分がやったハッキングのキャッシュが残っていたから、とか。太田が妙に睡眠不足で疲れてる描写もなんとなく納得がいく》
《太田さん(ブルーウォーカー)も実は二重人格説は結構あり得るかも(略)無意識に2人分のキャパのハッキングをやり続けてるからあんなに疲弊してるのかも…》
《アリが乃木に二重人格なのか?と問い詰めるシーンは乃木以外にも二重人格の登場人物が存在するという伏線では? 太田がこれまでよりも疲弊しているのは太田の中にブルーウォーカーとは別の人格の天才ハッカーが存在しており太田はそれに気付いていないとか?》
といった、“ブルーウォーカー本人も二重人格と知らずに動いているから疲れてるのでは”という考察も寄せられている。
また、二重人格でないにしても、太田は何かを隠しているのでは、という声も多い。それは、乃木の表向きの上司で丸菱商事勤務の専務・長野利彦(小日向文世/72)が第1シーズンで“太田と不倫関係にある”と公安に自供していたが、第12話で長野専務の正体が別班だと判明したから。
《長野は前から太田の正体に気づいていて、自分の任務を手伝ってもらうために親密にする口実として不倫しているということにしていたのか》《太田さんは長野専務の方でも仕事をしてるんではなかろうか? だいぶ疲れている》など、本当は別班だった長野が何らかの任務で太田と組んでいて、それを乃木たちに隠しているのでは――という考察だ。
次回第13話(8月9日)予告では、太田が「特殊なプロトコルを使って、国内の別の場所から侵入……」という、裏切り者が国内にいることを示唆する発言もある一方で、《最大の裏切り者――》というテロップの後に次々と映る登場人物には太田の姿も。彼女が無自覚に“最大の裏切り”をしている――そんな展開があるのだろうか。
特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。