■「ザ!2世政治家!って太り方」『おコメの女』ではリアルな二世議員感が絶賛

 そして『おコメの女』で千葉が演じたのは、元政治家の息子で経済産業大臣の二世議員・鷹羽宗一郎。地元からは支持されてはいるが、政策や行動が秘書任せで、典型的なダメ議員という役。途中で失脚して議員を辞することになるが、根っからの悪人ではないこともあって、終盤には主人公ら「ザッコク(複雑国税事案処理室)」チームに協力した。

 宗一郎は千葉にとって初となる政治家役。貫禄ある感じを出すためだろう、千葉は首と顎のラインがあいまいになるくらい肉付きの良い体型に仕上げていた。《このふっくら感が政治家ってかんじ》《ザ!2世政治家!って太り方でいいね》という声も多く、選挙カーの上で演説するシーン、記者会見で弁明するシーンなどは、ビジュアルも相まって実にリアルな説得力があった。

 そんな役の幅を広げている千葉だが、40歳が迫りつつある年齢。以前の“可愛い男子”のイメージとは違う役が求められることにもなってくるだろうが、千葉は年を重ねることについて、7月1日配信のWEBメディア『me and you little magazine & club』のインタビューでこうコメントしている。

《僕自身は若さに固執する感覚があんまりわからなくて。白髪も育ててるし、皺はあんまりできないですけど、ちょっと欲しい。体格も昔とは全然違う。でも、自分がそうしたくてしてるんだったら、なんでもいいんじゃないかなって》

 千葉は今後も幅広い役を演じていくことになりそうだ。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。千葉雄大は『天装戦隊ゴセイジャー』でレッド役だったこともあり、応援している俳優の1人。