■長い「大野くんの夏休み」は2024年で1300日を超える

 ジャニーズサイドが大野に厳しく言えない理由――そのひとつは、大野が本気で「辞める」と決断し、退所してしまっては非常に困るということだと見られる。

「嵐メンバー、相葉雅紀さん(40)、櫻井翔さん(40)、二宮和也さん(39)、松本潤さん(39)、そして大野さんの5人の結束力は抜群。結果的に活動休止となりましたが、当初は大野さんは完全に引退するつもりで話をスタートしていたし、他メンバーも“グループを4人で続ける”という選択肢はなく、解散も視野に入っていたことが明かされていますからね。大野さんがジャニーズを辞めて、芸能界を完全に引退するとなれば、その時点で嵐は解散が決定するでしょう。

 また、他のメンバーは何より、売れない時期から現在まで大野さんがずっと苦しんでいたことも知っている。大野さんは活動休止に至るまでの約10年ほどは、特に精神的な部分で本当にギリギリの状態で芸能活動をしていたといいますからね。4人は何があっても大野さんの味方で、彼らは常に大野さんの側に立ってフォローをしている。だから、あまり事務所は大野さんにキツく言えないということです。

 実際、存在を忘れさせまいと、ことあるごとに4人のメンバーは大野さんの話をするし、“仲間外れ”な感じを出させないように“嵐メンバーの共演は原則2人まで”という自主ルールも定めていますからね」(前出のワイドショー関係者)

 大野不在のまま嵐は、今年9月15日から2024年9月15日にかけて結成25周年イヤーに突入するが、さすがにここでは何らかの“動き”があると見られている。

「現時点で、大野さんはジャニーズを辞める気はないといいますが、このままズルズルが良いとも思ってはいないでしょう。やはり、25周年で何らかの“結論”を出すと見られています。それは、“25周年を記念して一夜限りの復活ライブをして、芸能界を引退する”なのか……。

 結成25周年の2024年9月15日までは今から20か月。活動休止から数えると1300日超になります。長い長い“大野くんの夏休み”の果てに彼はどんな結論を出すのか……」(前同)

 活動休止について「この決断は僕にとって、本当に命がけでした」と2019年12月の20周年アニバーサリーツアーでファンに語っていた大野。25周年に向けて、どんな“答え”が出されるのかーー。