今年4月期放送の永作博美(55)主演、松山ケンイチ(41)共演の火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』(TBS系/毎週よる10時~)は考察を煽るような仕掛けもなく、一見地味にみえるが、全話平均世帯視聴率が5.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)、配信サービス・TVerのお気に入り登録数が59.2万と、ともに堅調な数字を獲得した。

 同ドラマは、主人公・待山みなと(永作)が3か月で鮨職人になれるという「鮨アカデミー」に入学し、カタブツ講師・大江戸海弥(松山)や個性的な生徒たちとの出会いから始まる、笑いあり、ロマンスあり、おスシありの人生応援ドラマ。みなとは、14年前に夫を事故で亡くして以来、息子のために生きてきたシングルマザー。

 子どもが巣立ってできた“心のスキマ”を抱える50代の女性が、第2の人生を始めようと、鮨職人を目指すことで再生していく物語。地味といえば地味で、キラキラした要素は正直、ほとんどなかった。しかし、永作演じるみなとの心理描写が実に丁寧で、同世代と思える女性から称賛の声が。

 X上では、《こういう母親の役目から一旦離れた女性をテーマにしたドラマ、あるようでなかったと思うから目新しくていいな》《とてもテンポの良いコメディと、時折挟み込まれる「私とは?人生とは?」という、誰しもが抱くような葛藤もシッカリ描いて、緩急のバランスが抜群》などと、内容や演出への反響が多く寄せられていた。