今年4月期に放送された、岡田将生(36)主演の金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』(TBS系/毎週午後10時~)は、岡田、染谷将太(33)、中条あやみ(29)ら豪華キャスト、『MIU404』や『最愛』などを手掛けた新井順子プロデューサーと、盤石の布陣に見えたが後半で失速した。その理由は――。

 同ドラマは、2010年4月27日に殺人事件時効が廃止されたにもかかわらず、わずか2日前に両親殺害事件の時効を迎えた過去を抱え、法では裁けない犯人を自らの手で裁くべく警察官となった田鎖兄弟が事件の真相を追うクライムサスペンス。岡田は刑事・田鎖真(まこと)、染谷がその弟で検視官・稔(みのる)を演じた。

 本筋である31年前の両親殺害事件を追いながら、2話ごとの単発エピソードを同時に走らせる、クライムサスペンスではおなじみの手法を取った本作。終盤になって本筋が加速し、“もっちゃん”こと町中華店主・茂木幸輝(山中崇/48)を中心に、殺害の実行犯は誰なのか、考察が大いに盛り上がった。

 考察ものは後半にかけて数字が伸びるのだが、本作は平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ/関東地区)が最後まで5%台に留まったまま。TVerのお気に入り登録数も、中盤で67万までいったが、そこからはほぼ横ばいの推移となり、ともに伸び悩んだ。これは人物の描写、動機に不自然なところが多々、見られたからだろう。