■伝統と個性が融合する「夏の風物詩」
地方においても、宮城県女川町で「NEO盆踊り」を実施。流行曲に合わせた踊りと伝統的な舞踊の双方が楽しめる構成になっており、若い世代との交流を促す地域づくりの取り組みとして関心を集めています。
ネット上でも、「子どもが知っている曲なら参加しやすい」「外国人も輪に入っていて楽しそうだった」「昔の曲も新しい曲もあるから行きやすい」といった好意的な意見が見受けられます。
「盆踊りは地域の交流行事として受け継がれてきましたが、近年は人口減少や担い手不足などの影響で、参加者集めに苦慮している地域もあります。そこでアニメソングやJ-POP、DJ音楽などを取り入れ、若い世代や観光客が足を運びやすい形を作る動きが活性化しました。その一方で、炭坑節や東京音頭など昔から親しまれてきた曲も大切にされています。SNSでの拡散や動画映えを意識した華やかな演出を行う会場も増え、新たなファン層の獲得に成功。初めて訪れた人でも踊りの輪に入りやすい点は大きな魅力で、世代や国籍を超えた交流の場として、地域ごとの特色ある盆踊り文化が根付いていくことが期待されます」(生活情報サイト編集者)
昔ながらの夏の風物詩としての魅力を残しつつ、地域ごとの個性を引き出した「令和の盆踊り」へと、進化は今後も続いていきそうです。
トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。