うだるような暑さに体力が奪われる毎日。だが、そんなときこそ、うまいメシを腹いっぱい食べて英気を養おう。今回は、全国チェーンから、熱中症・夏バテ・EDを予防する10品を厳選。最終ページの表とともに、その味と健康パワーを紹介する。

 “猛暑メシ”と聞いて、まず思い出すのは「鰻」だが、よりお手頃に精をつけたいという人には、ニンニクの芽牛丼(すき家)を、ぜひ試してもらいたい。タップリのったニンニクの芽の食感が心地よく、タレのピリッとした辛みが食欲を刺激する。

 アスリートの栄養サポートも手がける管理栄養士の松田真紀氏が言う。

「ニンニクの芽は、食欲増進や疲労回復の効果が期待できるアリシンを含んでいます。さらに、抗酸化作用を持つポリフェノールも含み、老化予防にも役立ちます。よく食べるニンニクより、刺激が穏やかで食べやすい人もいるでしょう」(以下、コメントは松田氏)

 蒲焼や牛丼など、味の濃い料理は、トロロを加えて、さっぱり食べたい。

「トロロも、オクラと同様に水溶性食物繊維が豊富です。食物繊維には、食後の血糖値が急上昇する“血糖値スパイク”を抑える働きがあります。また、ネバネバとした食感で、満腹感を得やすく、白米を食べすぎないため、生活習慣病の予防にもうってつけです」

 さらに、夏のスタミナ食として外せないのが、冷たい麺類。定番の冷やし中華も捨て難いが、今年はシビ!辛!冷やし麻辣湯(バーミヤン)がオススメ。人気の麻辣湯を冷やし麺風にアレンジ。ひんやりとした麺をすすると、サンショウのシビれが舌に広がる。

「トウガラシや、サンショウなどのスパイスには、血流を促し、代謝を高め、活力を促す働きが期待できます。また、ピリッとした刺激が食欲を呼び起こすきっかけにもなるので、夏バテで食が進まないときに、最適のメニューです」

 また、松田氏が、熱中症対策のイチ押しに挙げたのが、紀州南高梅おろしうどん(なか卯)。酸味と塩味のハーモニーが抜群で、

「汗をかいて体内の塩分が失われると熱中症のリスクが高まります。その点、梅干しは、塩分を補えるうえに、疲労を軽減するクエン酸も含んでいるので、まさに一石二鳥。大根おろしと合わせることで、より、さっぱりと食べられますし、熱中症対策として満点です」