■考察沸騰! 長野専務(小日向文世)の「妻の正体と不吉なフラグ」

 そんな長野専務(小日向)は、乃木(堺)が別班である可能性を少し考えたようだが、「あまりにも出来の悪い社員だった」(長野)乃木が別班だったことに驚きを隠せず。合流後には、「それにしても、司令も人が悪い。同じ会社だ。司令も私には教えても良かったんじゃないかと思うがね」「さすがに今日会う前に教えてくれても良かったんじゃないか」と、別班の櫻井里美司令(キムラ緑子/64)への愚痴を乃木にこぼす場面もあったが――一部視聴者の間では、長野専務の砕けた言い回しもあって、櫻井司令が長野専務の妻なのでは、という考察が浮上しているのだ。

《長野専務の別班妻が実は司令だったりして》
《長野専務の形式妻って、司令(キムラ緑子さん)だったり。。する?》
《長野専務の偽装結婚相手って櫻井かな?仮初の姿ってまだ描かれてないし、そもそも大企業の専務の妻(専業主婦)設定ならずっと司令室にいても支障出なそー》

 乃木と長野専務もそうだが、これまで『VIVANT』に登場した別班員は櫻井司令を除く全員、“表向きの職業”が公開されていた。確かにその意味でも、櫻井司令の素性は謎の部分がある。年齢面も長野専務は60歳前後、櫻井司令は50代後半だと劇中で判明しているため、違和感はない。

 さらに、長野専務が前述の結婚の話をする際の様子に視聴者は不吉なもの――“死亡フラグ”を感じた、という声も多いのだ。長野専務が結婚の話をしたのは、乃木に「家族を持つ予定は?」「愛する人がいるのか?」と問いかけて、WHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(二階堂ふみ/31)と恋愛関係にある乃木がそれを肯定したから。

 長野専務は自身を「寂しい人生を送ってきた」「家族を持つことは任務においてリスクになる」としながら、「他者への無償の愛を知っていることは強さにもなる。愛する人がいるなら大事にしなさい」と、乃木の肩に手を置いて熱弁。いますぐ彼女に電話してあげなさいと言って退室する気遣いさえ見せた。

 ここで不安になってくるのは、この手の年長者のキャラクターが主人公に愛を説いたり、悔いのないように生きることを熱く語るというのは、典型的な“死亡フラグ”と言えそうなことだ。長野専務が同場面で「老いには勝てない」と話していたことも含めて、

《これだけ優しい言葉をかけてくれた長野専務、死亡フラグ立ってない?》
《長野専務の好感度上がりすぎて死亡フラグに見える、生きろ》
《「老いには勝てないな」とか長野専務分かりやすい死亡フラグじゃない?ブルーウォーカーか乃木さん守って死ぬんじゃないの》
《長野専務の老いには勝てないなってなにかのフラグじゃないといいけど》

 といった声が多く寄せられている。

 8月9日の第13話では、第1シーズンで乃木と共に戦ってきた公安の刑事・野崎守(阿部寛/62)の裏切りが明らかになるなど、衝撃展開を見せた『VIVANT』。今後の激動の中で長野専務が死亡し、常に冷静な表情を浮かべる櫻井司令が“妻”として人知れず涙を流す――そんな展開が待っているのだろうか。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。