■ベテラン頼みな『ラストマン』
ツイッター上では、視覚障害者支援センターのアカウントが「スマートフォンを操る際に耳元近くに持ち上げ、タップやフリックなど人差し指を中心に操作しているなど、とてもよく理解されているなと感心しました。白杖歩行に関しても、白杖と足が出る方向をちゃんと逆にしてありキレイです」などと称賛していた。
主役級の俳優をゲストに使う豪華さは同じく好調の『教場0』も同じだが、サブキャラクターにも、King & Princeの永瀬廉(24)と今田美桜(26)という、主役級の人気若手俳優を起用しており、『ラストマン』が豪華さで圧勝している。しかし、その使い方が気になる、という声も上がっている。
「せっかく永瀬と今田が出演しているのに、あまりに目立たなすぎでした。特に永瀬は、皆実と対立関係になる捜査一課の警部役なので、初回は福山と大泉と絡むシーンが少なかった。次回以降は、もっと前に出てくると思われますが、メインに顔を揃えているのは福山、大泉の他に上川隆也(57)や寺尾聰(75)ら。イケオジのアベンジャーズ状態になっています。彼らの存在感が強すぎて埋もれる危険性もあります。
日曜劇場はここ最近、若手俳優の起用で視聴者の若返りを図っていましたが、再び手堅いベテラン路線に舵を切ったようです。視聴率の数字的な事情があったと思われますが、若手起用路線を放棄したのに、わざわざ永瀬を起用したことには疑問が残ります。これでは、永瀬や今田のムダ使いに見えてしまいますね」(同上)
若手を前に出すというところでは、毎回、主役の木村拓哉がサポートにまわる形の『教場0』のほうが、若手起用に積極的に見える。視聴率は安定しているものの、視聴者の高齢化がネックだった日曜劇場。撮影現場の雰囲気は良いらしいので、ファンの年齢層の幅が広い福山と大泉が、永瀬と今田を引き立ててくれることに期待したい。