日々、若者文化やトレンド事象を研究するトレンド現象ウォッチャーの戸田蒼氏が本サイトで現代のトレンドを徹底解説。今回、戸田氏が注目したのは、新たな鉱脈が発見された鹿児島県霧島市の山ヶ野金山についてです。
世界情勢の不安定さから安全資産とされる金の歴史的な高騰が続き、多くの人々が金を買い求める動きが見られます。
そうしたなか、ある地方のニュースが関心を集めているようです。その舞台となっているのは、鹿児島県霧島市の山ヶ野金山。この場所でおよそ70年前に閉山した金山から、新たな金鉱脈の一部が発見されたことがわかりました。
江戸時代の1640年に金が見つかり、1751年から1829年の間には全国1位の産出量を誇ったとされるこの山ヶ野金山は、最盛期には約2万人が働き、周辺地域が金によって潤っていたと語り継がれています。
家を建て替えるために囲炉裏を掘り起こしたところ、中から金の塊が出てきたという逸話が残るほど。しかし、閉山から長い年月が経ち、現在では周辺の集落に数十人ほどしか住んでおらず、空き家も目立つ過疎化が進んだ地域となっています。古くから栄えた商店街や旅館、飲み屋が立ち並んでいた通りも姿を消し、静かな生活が営まれてきた地区にこうして舞い込んだのが、新鉱脈発見の一報です。