堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』の第14話(第2シーズン4話)が8月16日放送された。同回では竜星涼(33)演じる、警視庁公安部の刑事でありながら“裏切り者”だった新庄浩太郎の壮絶な最期が描かれたが、“新庄はまだ生きているのでは”という考察でSNSは沸騰している――。

『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いた超大作ドラマ。謎のテロ組織「テント」の正体を追う2023年7月期の第1シーズンでは、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台にした壮大な物語が描かれた。

【以下『VIVANT』第14話までのネタバレを含みます】

 第2シーズンでは、初回から「テント」関係の任務に携わった別班員が拉致される事件が発生。乃木ら別班は警視庁公安部の刑事でありながら、実はテントのモニター(内通者)だった裏切り者・新庄が事件に関与していると確信し、乃木は彼の潜伏先であるタイへ移動。新庄と、彼を愛し、かくまっていたタイの実業家・チョッキー(タナパック・ジョンジャイパー/28・通称OHM)を捕らえることに成功して、尋問にかける。

 しかし、新庄は「別班」をリスペクトしていて、一連の事件とも無関係だったことが判明。乃木は謝罪しつつも、新庄を「あなたはもう、光のもとで生きられません」と断ずる。

 その後、新庄は“生き恥を晒すくらいなら”と、身柄を引き取り来た刑事・脇坂昭夫(小久保寿人/41)と地元警察に車で移送されている最中に暴れて、脇坂の拳銃を強奪。地元警察にわざと自分を撃たせるように仕向ける。警官隊は「狙うのは手足だけ」としていたが、激しい銃撃戦の末に誰かが新庄の胸を射撃。新庄はそのまま病院へ運ばれたが、担当医が死亡を確認し、メディアに向けて公表。乃木はそれを公安部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎/70)に電話で伝えた――という展開だった。

 壮絶な最期を迎えた新庄だが、彼が死ぬ前後には違和感のある描写が多く、これが生存説の“根拠”になっているようだ。

 前述のように乃木は新庄を「あなたはもう、光のもとで生きられません」としていたが、これは《乃木が新庄に死を偽装して闇の中で生きる提案をしたんだな》《裏の世界、別班になりませんか?という意味か》ではという、新庄の“別班への転身説”を唱える声が殺到。乃木らが手を回して、新庄の死を偽装したのでは、という考察が多く寄せられている。

 まず、根拠の1つとされているのは、新庄の身柄を引き取りに来た刑事・脇坂のセリフだ。脇坂は椅子に拘束されたままの新庄を見て、「おまえ、太ったんじゃねえのか。なんだよ、こんな所(首元)にガムなんかつけて、イケメンが台無しだな」と指摘したが、これらが伏線ではないかと考える視聴者は多い。新庄が「太った」と指摘されたのは、シャツの下に防弾チョッキを着ていたためとみられる。

 そして首元についていたのは「ピンク色のガム」ではなく、別班が新庄の顔マスクを作る際についたシリコンの跡なのではないか、という考察も出ている。

 次に新庄の死後のことだ。日本の公安に空輸された“新庄の遺体”は、処理が不十分のために酷く腐敗していた。遺体を見た公安部長・佐野雄太郎(坂東)は「ご両親も見るに堪えないだろう。火葬して、遺骨でのお渡しを」「死因は分かってる。タイでの検死も済んでいる」と、早々に検死を不要と判断して直葬の指示も出した。

 この展開には、“新庄の遺体”が実は別人で、変装用のマスクを被せられているのではないか、詳しく調べさせないように腐敗させたのではないかと疑う声が多い。新庄を愛する男・チョッキーはタイの病院に顔が利くと描かれているため、遺体の偽装などにチョッキーが関与した可能性を指摘する声もある。