■クックパッド広報に聞いた‟その後”、レシピ取り込みに批判的な声についても回答
こうした声を受け、クックパッド側は3月22日に声明を発表。ユーザーの懸念などを真摯に受け止めているとした上で、《本機能は、SNSやウェブで見つけたレシピを「あとで作るための個人の記録」として整理できるようにするものです。レシピを公開・再配布するものではありません。元の投稿へのリンクを必ず掲載し、投稿者のページへ直接アクセスできる形にしています》と説明した。
一方で、レシピ発信者との対話が不十分であることも認識しているとして、《機能の仕様も含めた見直しを進めてまいります》とも表明。レシピ発信者用の窓口としてメールアドレスも掲載し、対話の姿勢を示した。
あれから5ヶ月、クックパッドは具体的に何を変えたのか──。本サイトはクックパッド株式会社広報部に問い合わせ、“その後”を訊ねた。
3月22日の声明以降、具体的にどのような改善・変更を行ったかについて、同社広報部は「声明公表後、機能名称を『レシピ取り込み』に変更するとともに、レシピを発信されている方々からのご意見を受け付ける窓口を設置いたしました」と回答。
さらに、「レシピを発信いただいている方々への価値還元の取り組みの一環として、本年4月20日より『クックパッドパートナープログラム』の運用を開始しております」と、投稿レシピがユーザーから調理された回数などに応じ、収益化できるサービスを開始したという。
収益単価は公表されていないが、レシピの調理回数などに応じて“パートナー・ヒーロー・ファンタジスタ”と3段階のステータスが設定され、“直近90日間に1000回以上調理されたレシピが10品以上”といった一定の条件を満たしたヒーロー以上の発信者には、アマゾンギフトカードなどで収益が還元される内容だ。
こうした利益還元については、「レシピを発信してくださる方々の活動が正当に評価され、価値が還元される仕組みづくりは重要な課題と認識しております」「パートナープログラムもこうした取り組みの一つですが、外部でレシピを発信されている方々への還元のあり方については、引き続き検討を進めている段階でございます」とコメントした。
一方、リュウジは自身のレシピが取り込まれることについて否定的な発信をしていたが、
「現時点で、レシピ発信者の方が任意に取り込み対象から除外できる公式な仕組みはご用意しておりません」
とし、レシピ発信者が取り込みを拒否できる機能はまだなく、レシピ発信者から個別に相談があった場合に、その都度対応するとしている。
なお、レシピ発信者との対話は「現在も継続しております」とし、「いただいたお声は今後のサービス改善に反映してまいります」ともコメント。引き続き改善に努めるようだ。
3月の炎上からサービス名の変更や意見窓口の設置など、一定の対応は進んでいるようだ。レシピ発信者が納得できる着地点をクックパッドがどう作っていくのか注目される。