木村拓哉(50)主演のドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の第3話が4月24日に放送され、平均世帯視聴率が9.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、ついに2ケタ割れに。

 新人刑事役に新垣結衣(34)を投入するも、右肩下がり状態から抜け出せなかったのは、初回から指摘されている“お粗末なトリック”にあるようだ。

 第3話の内容は以下。県警本部捜査一課の刑事指導官・風間公親(木村拓哉)と、新人刑事・隼田聖子(新垣結衣)が新たにバディを組むことに。隼田は、訳あって小学校4年生の娘・ゆかりと二人で暮らしているシングルマザー。まじめな性格ゆえ、刑事の仕事と娘との生活の両立に悩んでいた。

 ある日、医大の法医学教室の助教授・宇部祥宏(浅利陽介/35)の変死体が、自宅の外で発見される。外傷がないことから、毒物による中毒死の可能性が高かった。隼田とともに現場に向かった風間は、宇部宅のテーブルの上にあった「先にテンゴクへ行ってます」という、遺書のように見えるメモを発見する。

 隼田は便せんなどではなく、メモ用紙に書かれていることに違和感を覚え、その日の午後、風間と司法解剖に立ち会う。解剖を行ったのは宇部の上司で、次期医学科長に内定している教授・椎垣久仁臣(佐々木蔵之介/55)。椎垣は、死因は青酸塩による中毒死で、他殺と思える所見はないと見解を示すが……という展開。

 視聴者のツイッター上の反響は、「ガッキーがけなげなシングルマザーを好演していたし、なんと言っても佐々木蔵之介さん不気味な雰囲気で素晴らしく良かった」「キムタクは出演シーンが多くないのに、圧倒的な存在感だな。これが長年主演を担ってきた役者の力か」など、俳優陣への称賛の声が多いのだが、それが視聴率につながっていないようだ。