「お金やトレカがなくなっている」
そんな被害者からの届け出を受け、鳥取県警は8月10日、鳥取市内の民家に侵入し、現金やトレーディングカードなどを盗んだ疑いで、いずれも27歳の男2人を逮捕した。
盗まれたトレカは111点、時価合計約188万円相当。1枚平均にすれば約1万7000円だが、現在のトレカ市場を見渡せば、さらに桁違いのカードが存在する。
『ポケモンカードゲーム』や『ONE PIECEカードゲーム』では、希少カードに数十万円、数百万円という価格が付くこともある。そして、まさに8月14日に発売された『マジック:ザ・ギャザリング | ホビット』では、発売直後から驚くべき値札が掲げられた。
世界に約500枚しか存在しないヘッドライナーカード、『壮大なる者、スマウグ(ショーケース版・きらめく黄金仕様)』だ。公式にも約500枚限定、コレクター・ブースター限定とされる希少カードで、MTG専門店「シングルスター」では、なんと500万円の販売価格が付けられている。
カード1枚で500万円――。
もはや「子どもの遊び道具」というかつてのイメージでは語れない。高額トレカはコレクションであると同時に、所有者にとっては紛れもない“資産”にもなっている。
そうなると気になるのが、その保管方法だ。数百万円の時計なら金庫にしまう人もいるだろう。現金500万円を机の引き出しに入れておく人も少ないはずだ。ところがトレカの場合、その500万円がわずかカード1枚に収まってしまう。
では、高額カードを所有する人たちは、いったいどうやって“紙の資産”を守っているのだろうか。