■先が読めなさすぎる『マイフィクション』
まさか、由梨までも記憶を改ざんされていた? X上では《由梨と津村は婚約するはずだった。でも面会で香坂さんの写真を見せられた時、津村は祐介と由梨が幸せになることを受け入れていた。なので津村が祐介に由梨を託したんだと思っていたんだけど…でも津村は祐介の研究のことは知らなかった…う~ん…》などと、衝撃の展開に考察勢も混乱気味だ。
考察をまとめると、「由梨は室谷を刺したことでPTSD発症」「津村は由梨をかばって自分が逮捕され、友人の二宮に由梨と産まれてくる子どもを託した?」「由梨の記憶改ざんには脳科学者の叔父・藤谷(佐戸井けん太/69)も協力?」「津村も記憶を書き換えられている?」といったところか。
衝撃の事実が次々と明かされたが、最終回前だというのに、わからないことが多すぎる。そもそも津村(野村)は二宮(玉森)の研究を知らないはずで、なにがどうなって二宮が由梨(森川)と夫婦ということになったのかはわからない。まさか、記憶が改ざんされていない主要キャラは、津村の元上司だった刑事・香坂(国仲)と由梨の叔父だけ?
謎が多いだけに、最終回でも大きなどんでん返しがありそうだ。鍵は第7話のサブタイトル「愛のため、重ねた嘘」だ。たとえ、記憶が変わったとしても、愛は残るというオチが予想できる。たとえば、由梨と二宮は本来の夫婦ではないが、残った愛情から、最終的に家族として生きていく、など。これならば、怪しい人だらけの登場人物の中で唯一、ピュアなままの息子の賢人を守ることにもなる。
最終回、7年前にいったい何があったのか、由梨と津村に問い詰められた二宮は、ある衝撃の真実を口にするらしいが、残酷な現実を知った由梨の二宮への愛情はどう変わっていくのか――? どんなオチがつけられるのか注目したい。
(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ
編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。