■AIハヤトの暴走を不安視する声は多い
AIハヤトの判断ミス――。第11話では、ハヤトが班員拉致に関する情報漏洩に関与した可能性のある人物について、数値を提示して推察する場面があったが、そこでハヤトは“犯人”の野崎(阿部)を37%とした一方で、実際には無関係だったテントのモニター・新庄(竜星)を95%怪しいと分析した。当時の状況証拠では妥当な推理ではあったものの、これによって乃木(堺)ら別班は、新庄が犯人だと余計に思い込んでしまったところがある。
“ミス”が続いていると考えられるAIハヤトだが、今回考察にあるような外部からのハッキングによる乗っ取り、そして“暴走”のリスクも指摘されている。それは、現代劇に“超高性能AI”が登場すると、それが乗っ取られたり、暴走したりして、味方側が窮地に陥る展開はある種のお約束だから。
特にAIハヤトの場合、アニメキャラのようなアバターを独断で作るなど、本当に“心”があるのではと感じさせるくらい人間臭いキャラクターをしている。
事実上の番外編にあたるサントリー株式会社の「パーフェクトサントリービール(PSB)」とのタイアップCMでは、「君たち(人間)みたいに不合理になりたかったな」「命令を無視してでも友だちを守ったり、理屈に合わないのに誰かを信じたり。もし僕がプログラムされた権限を飛び越えて、自分の意思で拒否権を発動できるような、そんな人間みたいな機械になれたら」と、独断で暴走する“フラグ”とも取れる発言もしていた。
《AIハヤト、完全に意思も持ってるしハッキングもするしで、AIとして危険すぎるやろ。VIVANT第3部はAIの暴走で審判の日やろ…》
《AIハヤトって変な画像出してきたり、司令でも制御できてなさそうなところ見ると、もう敵側にいて暴走とかする可能性とかないんかな》
《とにかくハヤトがどんどん自我芽生えてきてるし,色んな感情を会得してきてない??AIが自我もちだすの普通に現代からして怖すぎる》
といった、ハヤトのことを警戒する声が多く寄せられているのだ。
AIハヤトの人格は、乃木の別人格「F」をベースにプログラムされている。乃木が自分の分身を粛清する展開もあるのだろうか……。
特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。