■海はもうナンパの主戦場ではない

 そのナンパの舞台となったのが、海の家だったのだ。とはいえ、昼間には人が少なくなった海ではあるが、日が沈めばまた姿を変えたスポットになっているという。

「夕方にはインスタ映えを狙う女性もいますし、反対に夜までビーチラウンジやバーベキュー会場として営業している海の家もあるので、また違ったアプローチが試せます。ただ、そこでもグループで参加している人が多いので勝率は低めですね」

 ナンパを楽しむ男性にとって海はもう主戦場ではないのだ。では、彼らの新たなスポットはどこなのか。

「今はもう、バーとかクラブとか。涼しいし、成功率は海より高いですから。あとは“〇〇通り”と名前がついている場所に繰り出すことかな。そういうところって飲み屋も多いし、20~30代はみんなそこに集まっている気がします」

 そんなジュンさんにナンパの極意を聞いてみると──。

「無理しても女の子には雰囲気でバレますからね~。それっぽくしようと、サングラスやイケイケな服装をしてみても浮いて見えちゃうみたい。とりあえずナンパは“コイツおもろい”って興味を持たれたら勝ちなんです。自然体でひたむきに声をかけること。 ちなみに一番ウケたのは“ボク、ナンパなんですけど~”って第一声でした(笑)」

 海もナンパも、決してなくならない存在。ただ、その楽しみ方は時代が進むごとに変わっているといえるだろう。