この時期一番の迷惑者の蚊。今年は特に、SNSを中心に”刺される頻度が増えたのでは”という声が多い。

《蚊に噛まれすぎて命の危険まで感じさせられてる》
《ちょっと外出ただけで3か所食われた》
《誇張抜きで1日で20か所刺されて痒みが止まらない》

 実際、今年は「蚊の当たり年」と表現されるほど、数の多さを指摘する声が出ている。

「猛暑で雨が降らない日が続くと蚊が減る傾向があるのですが、今年は梅雨時期の雨が多く、幼虫が育つ水たまりが残りやすかった。これにより、蚊がさらに多くなっているのではないかと言われています」(全国紙生活部記者)

 気象庁によると、2025年7月の東日本の降水量は平年の56%に対して、今年の7月は70%と増加。またこの8月も突発的な豪雨が多かったことから、今でも蚊が生まれやすい環境ができていてもおかしくない。

 また、近年は残暑が続きやすく、蚊が活動しやすいことからも、夏が終わってもしばらくは注意が必要だという。

「2026年は5月前半から25℃以上の夏日が多く、平年よりも早く蚊が活動する条件に達したこともあり、早いうちから姿を見せていたようです。また、お盆を過ぎても気温は下がっていない状況から、今後も10月末までは注意は必要ではないでしょうか」(前同)

 ところで、「刺されやすい体質」と「刺されにくい体質」があるのではという話は、毎年この時期になると話題に出ることだろう。かく言う本サイト記者も、根っからの刺されやすい体質。同い年、同じ性別の友人と2人で鬱蒼とした神社に参拝したところ、友人は4か所の蚊刺されに対して筆者は12か所と理不尽極まりない体験をしている。

 血が蚊にとって“ご馳走”になってしまう体質は、本当に存在するのだろうか。そして、この蚊の“ご馳走体質”からなんとか脱却する方法はないのか──。刺された痒さに居てもたってもいられず、害虫防除技術研究所所長の白井良和氏に取材を申し込んだ。すると、こんな答えが……。

「実際に、刺されやすい人というのは存在します。それには、服の色が濃かったとか、肌の露出度が大きかったとか、さまざまな理由が考えられますが、一番の理由は“熱(温度)”、“二酸化炭素”、“水分”といった“蚊が寄ってくる3大要素”を満たしている人ですね」

 つまり、体温が高い、肌が瑞々しくてやや汗かき、活動的で二酸化炭素を多く出している人が蚊に狙われやすいというのだ。