■山田裕貴と高橋文哉といえば…
視聴者のツイッター上の反響は、「高橋くんは見る人が“え?”と思うようなギャップを演じられるのさすが」「真中君がいい感じに裏表星人で、何度もゾクゾクしてしまった。本性いつ現すのかもう楽しみ」など、教員の前では優等生だが、裏では黒い一面を見せた高橋の演技に称賛の声が多い。
また「ベタだけど面白い。法律を理屈のみで使いこなすのではなく、そこに絡む人間の心理や行動原理こそ大事だと、成績の悪い学生が見せるのが痛快」など、手堅い作りも好評。世帯平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、ライバル番組がなかったとはいえ、2ケタ発進と好調だ。
山田も長セリフの怪演を見せていたが、山田と高橋の共演で思い出すのが、20年放送のドラマ『先生を消す方程式。』(テレビ朝日系)だろう。胸を刺されて穴に埋められた教師(田中圭/38)が死霊魔術で蘇り、ゾンビ化して生徒たちに襲いかかるという、当時、賛否を呼んだ怪ドラマだった。
このときも高橋は、暴力的な裏の顔を持っている優等生役で、視聴者からは「先生を消す方程式みたいな裏表ある役待ってたからうれしい。こういう役って演技力ないと成立しないもんね」など、期待の声が寄せられている。今回も山田とともに、大きなインパクトを残してくれそうだ。(ドラマライター/ヤマカワ)