■別居中の家はモノがいっぱい

 昔は『週刊プロレス』を捨てられなかったよね。古本屋に引き取ってもらったら1週間後に、意外といい値段で売ってんだよ。

 話はそれるけど、俺が出した本を、「ブックオフで買いました」って、わざわざ報告する人がいるけど、それは言わなくていいよ。

 俺は古本屋では本は買わないの。古本屋で200円で売ってるものを「なんで2000円出さなきゃいけないんだ」と思いながらも買う意地がある。

 作家の先生たちには、古本に二次印税を入れろって人もいるよ。俺は、その考えに賛成だね。

 カミさんと別居中の俺の家はモノがいっぱいで、引っ越しできなくなっちゃってる。この場所で孤独死するんだなぁと思うよ。

 究極の断捨離は人間関係だろう。この年になったら、もういいの。「友達100人いる」って奴は嫌い。友達は片手1本でいいんだよ。

 前は「ミニマリストなんて嫌だね」なんて言ってたけど、孤独が長くなるとスティーブ・ジョブズのように毎回、同じ服を着て人前に出てるのもいいんじゃないかって思うようになった。

 日本で言うなら『酒場放浪記』の吉田類さんか。同じ服を何着も持っていれば毎日の服装について考えることはないし。それも断捨離な気がするよ。

玉ちゃん(たまちゃん)
1967年生まれ。東京都新宿区出身。86年にビートたけしに弟子入りし、翌年、水道橋博士と浅草キッドを結成。一般社団法人全日本スナック連盟会長。