生成AIで作成したとみられる飲食店のメニュー画像が、X上で物議を醸している。一方で、そうした“AIらしさ”のある画像を実際の料理で再現する検証動画も登場し、注目を集めている。

 議論の発端となったのは8月中旬だった。

「8月15日、あるユーザーがX上で、サービスエリアで発見したというみそカツ・唐揚げ定食のポップ画像を投稿しました。画像はカツの断面が現実にはありえない格子状をしており、唐揚げは小さな丸い粒々が表面を覆ったようで、キャベツも糸のような不自然さ。投稿主はこれを《AIで作ったの隠す気ゼロなサービスエリアの激キショみそカツ》と称し、8月末までに1390万超の閲覧数を記録する大反響を集めました。

 この話題を受け、“自分も発見した”とAIで生成されたと思しき飲食店のメニューや看板画像を投稿するユーザーが急増。これらは米粒が不自然に丸かったり、麻婆豆腐の豆腐が格子状に整然と並んだりと不自然さが目立ちます。中でも、うどんはリング状の麺が花びらのように広がっており、《気持ち悪くて食欲が無くなる》《集合体恐怖症には厳しい》といった声が上がっています」(WEBメディア編集者)

 こうした流れの中、チャンネル登録者数31.2万人の料理系YouTubeチャンネル『青海【おうみ】』が8月30日に公開したのが、『激キモAI生成みたいな飯を再現してみた』と題した動画だ。

「内容はタイトルの通り、X上で話題になったAI生成の不自然な食品画像を、実際の料理で再現しようという試みです。まず青海さんは“そもそも、なぜあんな画像ができてしまうのか”という点を検証。普段使っているというChatGPTやGeminiなどに“味噌カツとからあげが乗った定食”の写真を生成させたのですが、話題の“キモさ”は再現できませんでした。

 そこで目を付けたのが、X上で噂されている“指示を重ねるとキモくなる”という説です。青海さんは料理の生成画像に文字などを足した飲食店のポップを生成したのち、キャッチコピーを足す、値段を大きくするなど、なるべく料理部分には触れないような指示を連発。文字部分の修正を何度も繰り返させた結果、18回目にしてXで話題になったものとそっくりの“激キモ”画像が出来上がりました」(前同)