堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』の第16話(第2シーズン6話)が8月30日に放送された。同回では、物語のカギを握る重要人物として、核融合の研究者・エリシャ・ママドフ博士(Manaf Dadashov)の存在が浮上。これを受け、第1シーズンからのメインキャラクターであるWHI(世界医療機構)の医師・柚木薫(二階堂ふみ/31)や“奇跡の少女”ジャミーンを巡る、考察が沸騰している――。

『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いた超大作ドラマ。謎のテロ組織「テント」の正体を追う2023年7月期の第1シーズンでは、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台にした壮大な物語が描かれた。

【以下『VIVANT』第16話までのネタバレを含みます】

 第2シーズンでは、「テント」関係の任務に携わった別班員が中国系組織「シンシー」に拉致される事件が発生。シンシーには警視庁公安部の刑事・野崎守(阿部寛/62)がダブルエージェント(二重スパイ)として潜入しているが、第16話ではその背景に“エリシャ博士の発明”があることが、野崎の上司である佐野雄太郎公安部長(坂東彌十郎/70)の説明で明らかとなった。

 エリシャ博士とは、核融合発電の実用化に欠かせない発明を成功させたとされる科学者。その技術が世界のエネルギー事情や覇権争いに大きな影響を及ぼすことを懸念し、研究データをすべて消去して消息不明になり、7年前に自殺したことになっている。

 しかし、エリシャは生きていて、中国やシンシーが絡んでいる可能性が浮上。公安は、技術が本物の可能性を踏まえ、国益を鑑みて野崎を送り込むことを決めた――ということだった。エリシャは公式サイトの人物相関図でも「実はどこかで生きている」とされている。

 第16話の回想シーンでは、シンシーの人間だが野崎に協力し、後に殺された男・張競士(チョウ・ケイシ/高橋光臣・44)が野崎に、エリシャが発明に関する情報を渡す条件として、シンシーに何らかの条件を出していることを明かしている。そして、同時期からシンシーの責任者・樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子・51)が、中央アジアで暗躍しているテロ組織――テントの実態を必死に調べていたことも判明している。

 また、ハンは、第14話で野崎と腹の探り合いをする際にも、野崎が「今、バルカで活躍しているほとんどの若者は、“(テントの創設者)ベキの孤児院、養護施設”出身と言っても過言ではない」と発言した瞬間に目の色を変え、どこかに連絡する描写もあった。

 一連の情報をまとめると、テントやその関係者が、エリシャと何らかの関係があると見られるわけだが――このことで、視聴者の間では、バルカ出身の少女で現在は主治医の薫(二階堂)と一緒に日本で暮らしているバルカの少女・ジャミーン(本間さえ/12)に注目する声が多く寄せられている。

 ジャミーンは、「人間の善悪を直感的に見抜く力がある」とされ、”奇跡の少女”とも呼ばれている。2年前に母親を亡くしたショックで喋れなくなってしまい、父親でテント出身のアディエルと暮らしていたが、『VIVANT』第1シーズンの第1話でアディエルは死亡。その後、心臓病の治療のために来日して、現在は薫と2人で、乃木の自宅に滞在中だ。薫と乃木は、彼女のために日本の外国人学校を探している最中でもある。