■エリシャ博士を巡ってジャミーンと柚木薫に関する考察が沸騰

 今回、エリシャの登場によって浮上している考察は、ジャミーン(本間)がエリシャの孫ではないか、というものだ。

“根拠”とされるのは、エリシャが見た目から察するに、孫がいても不思議ではない年齢に見えること。

 もう1つの“根拠”は、第12話で、乃木(堺)が、テントの元幹部アリ(山中崇/48)とジャミーンの話をした場面のやり取り。乃木が「今なら(ジャミーンは)バルカでも安心して暮らせそうですけど」と話した途端に、アリが慌てた様子で、大声で「ダメです!」とモンゴル語で言い放ち、日本語で「やっぱり、日本は安全ですから……」と誤魔化すように笑う、という非常に意味深な描写があった。ジャミーンがバルカにいては、なんらかの良からぬことが起きる可能性があるということか……。

 そうした考察材料から、

《エリシャの孫だったりすんのかな》
《前回に亡くなったアディエルの娘ジャミーンが核融合の研究者エリシャの孫娘やと思う。だからテントの孤児院にこだわってるんや》
《エリシャは核融合技術をシンシーに渡す対価としてバルカに残した自分の孫であるジャミーンを探している》

 といった、ジャミーン=エリシャの孫説を唱える声が多く寄せられることに。

 そして、『VIVANT』の登場人物でジャミーンと最も距離が近いことに加えて、第1シーズンの頃から意味深な描写があまりにも多かった薫(二階堂)を疑う声も上がり、

《薫もWエージェントよね シンシーよりテント寄りだと思うけどアディエルとジャミーンとなかよちだしジャミーンにべったりなの気になるエリシャの孫だったりすんのかなジャミ(原文ママ)》
《ジャミーンは実は科学者の孫で、あのすごい技術はジャミーンの声じゃないと開かない生体認証の中にある。薫先生はシンシーでジャミーンの声を取り戻すために監視。未来を変える技術を手に入れるための少女なので奇跡の少女》
《孤児院を必死に探していたのは、ジャミーンを探していた →薫はシンシーでジャミーンのお目付け役》
《VIVANT最後柚木薫が日本裏切って、愛する人を守るか国防のために殺すかの二択になる気しかしてない》

 といった、薫には秘密があり、もしかすると“裏切り者”ではないか――という考察も寄せられているのだ。

 野崎が、公安を裏切ったと見せかけての二重スパイだったこともそうだが、『VIVANT』は敵も味方も“裏切り”が多い物語。現時点では“裏の世界を知らない乃木にとって大切な人”というヒロイン的な立ち位置の薫だが、果たして――。

特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲ藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。『VIVANT』第1シーズンでは考察を大いに楽しんだ。