■『王様に捧ぐ薬指』にスキなし

「本作の好評の大きな要素は、初回はツンばかりだった山田に、デレが入ってきたことです。恋愛要素に必須なツンデレも、顔面偏差値と演技力、どちらも兼ね備えた山田とあって破壊力は抜群でしたね」(ドラマライター/ヤマカワ)

 また、恋愛ドラマにこれもまた必須な要素、嫁姑関係の描き方もうまかった。

「松嶋菜々子の威圧的なだけではない、不気味な姑っぷりが絶妙で、今後の2人に恋を燃えさせる、良いスパイスになりそう。さらにダメ押しで、羽田家の愛犬・ネギも登場。最近のドラマではかわいいペットも癒やし要素として必須で、まったくスキのない作りはお見事です」(同上)

 次回は、東郷の高校の同級生・岡田小夜(小林涼子/33)と、綾華の高校の同級生で初恋の相手・神山絢斗(坂東龍汰/25)が、2人の恋のライバルとして動き出し、恋愛関係が複雑になりそうだ。

 見逃し配信「TVer」の“いいね”数は、『王様に捧ぐ薬指』第2話が3万1000で、『ラストマン』第1話が2万4000。さらに、お気に入り登録数も『王様に』が82万2000人に『ラストマン』が63万1000人と(4月29日現在)差をつけている。この勢いなら視聴率でも、断トツでトップの『ラストマン』に迫れるかもしれない。