帝国データバンクの発表によると、2026年9月に4923品目の飲食料品が値上げされ、今年最多のラッシュを迎えている。
中東情勢の緊迫化にともない石油由来の資材などが高騰していることが要因だというが、日々の食費だけでなく、日常生活に直結するあらゆるコストが膨らみ続けている。そこで今回は、20~40代の男女100人に「これ以上値上げは無理なもの」について聞いてみた。(自社リサーチ)
第10位(3.0%)は、日用品。
現在、中東情勢の不安に起因する原油・ナフサ価格の高騰により、日用品はさらなる上昇局面を迎えている。トイレットペーパーやティッシュなどの紙製品は今年7~8月にかけて大手製紙メーカー各社が10~15%以上の値上げを断行。洗剤類なども夏以降の価格改定が控えており、店頭価格は高値で固定されている。
「日々使うものは最も出費が多い」(40歳/男性/会社員)
「ティッシュやトイレットペーパーなどが高くなりすぎ」(28歳/女性/会社員)
「全てが値上がりばかりで値下がりしないからきつい」(46歳/女性/パート・アルバイト)
第9位(5.0%)は、コーヒー。
ブラジルやベトナムといった主要生産国での干ばつや異常高温によるコーヒーの深刻な不作が相次いでいる。さらに、コロナ禍からの経済活動再開にともなう世界的な需要増、海上輸送コストの高騰、歴史的な円安が加わったことで、家庭用商品では10~30%程度の値上げ、カフェ・喫茶店メニューの価格改定も断続的に行われ、現在も価格の高止まりが続いている。
「毎日飲むので生活への影響が大きい」(38歳/女性/会社員)
「もう倍以上上がっている」(49歳/女性/会社員)
「高くなり過ぎたらもう飲めない」(47歳/男性/会社員)
第8位(6.0%)は、ガソリン。
2022年からのロシアによるウクライナ侵攻の長期化や、昨今の中東情勢の緊迫化、さらに円安の進行が重なり、ガソリンは歴史的な高騰を記録。一時は全国平均価格が1リットル当たり180円台後半~190円台まで迫った。またイラン情勢の影響もあり、価格への不安は続いている。
今年9月時点での全国平均価格は1リットル当たり170円と現在、表面的には小康状態に見える。一方、これは政府が巨額の予備費を投じた激変緩和措置(補助金)で無理やり170円前後に押し下げているに過ぎず、高騰の背景にある輸入コストの高止まりや地政学リスクは何一つ解消されていない。
「毎日車を運転するので影響は大きい」(48歳/男性/会社員)
「田舎では車は必需品なので困る」(49歳/女性/会社員)
「これ以上値上がりしたらと思うと怖い」(34歳/女性/パート・アルバイト)
「車がないと生活できないから」(49歳/男性/会社員)