■ぽたぽた焼きの「ちえ袋」は誰が作っている? 亀田製菓を直撃
ネット上ではおばあちゃんの“アップデート”を感じる声も多かったが、実際どういうふうに“時代”を意識しているのか。製造元の亀田製菓に「ちえ袋」の秘密を聞いてみた。
――「ちえ袋」を開始したきっかけと、ぽたぽた焼のブランディングへの寄与について教えてください。
亀田製菓:「おばあちゃんのちえ袋」は、1986年の発売当初から展開しています。米菓や「おばあちゃん」という存在は、どこか「古い」「昔ながら」というイメージを持たれがちですが、ちえ袋では現代の生活や多様な価値観にもそっと寄り添う姿勢を大切にしています。時代に合わせたテーマがSNS等で話題になることを通じて、単に祖母から子・孫へという一方通行の関わりにとどまらず、3世代をつなぐ懸け橋になってくれていると感じています。
食べる時間以外にも「ぽたぽた焼」やちえ袋について会話していただく機会が増えており、世代を超えてブランドとお客様を結ぶ大切なコミュニケーションのきっかけになっています。
――40年の歴史で、ちえ袋の総数はいくつあるのでしょうか? また、これまでにも度々リニューアルはしてきたのでしょうか?
亀田製菓:総数や過去のリニューアル回数は非開示とさせていただいております。直近では2023年にリニューアルを行っており、現在は全20種類を展開しています。
――リニューアル後は、イラストレーターのヨシタケシンスケさんが絵を担当されていますが、「ちえ」部分はどなたが担当しているのでしょうか?
亀田製菓:文章(ちえ袋の内容)につきましては、ヨシタケ先生起用前も含め、弊社のブランド担当者を中心に作成しています。
――どのような話題を取り上げるのか、「ちえ袋」のこだわりはありますか?
亀田製菓:ブランド担当者が中心となりブレスト形式でアイデアを集めています。2023年のリニューアルにおけるちえ袋更新の際も20代の女性が中心になって進めました。古今東西さまざまなテーマに触れながらも、どこかおばあちゃんらしいやさしさを感じてもらえるような内容にしたいと考えております。
その際、昔ながらの生活の知恵だけでなく、時代の変化も柔軟に受け止めながら話題を選定しています。そのため扱うテーマが幅広くなり、一般的なおばあちゃん像のイメージからは少し意外に思われるようなテーマに触れることもあります。そうした変化を取り入れつつも、時代が変わっても多くの人にやさしく寄り添える存在として描くことを意識しております。
――「ちえ袋」がSNSで度々話題になることについて、どのように受け止めていますか?
亀田製菓:「ぽたぽた焼のおばあちゃん」が、日本を代表する親しみやすいおばあちゃん像の一つとして定着していることを大変嬉しく思っております。ちえ袋で回答している内容の幅広さや、意外性・本質を突いたメッセージがきっかけとなり、ご家庭内にとどまらずSNS上でも広く話題にしていただけていることは、私どもにとっても驚きであり、非常にありがたく受け止めております。
発売から40年となる「ぽたぽた焼」は時代とともに、やさしく寄り添い続ける。