9月28日から、石橋静河が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』がスタートする。激動の明治・大正・昭和を駆け抜けた作家の宇野千代氏をモデルにした朝ドラで、どんな展開が繰り広げられるのか、早くも期待を抱いている人は多そうだ。
その一方で間もなく今月最終回を迎える、見上愛、上坂樹里ダブル主演の『風、薫る』は、9月末で最終回を迎えるが、前半の展開の重さやスローなテンポを巡って視聴者の間で評価が分かれた。もっと早く2人の活躍に重点を置いて物語が進んでいたら、ここまでの低迷はなかったかもしれない。
国民的ドラマともいえる朝ドラには、高クオリティを求める視聴者が多く、ときに評価が厳しいことになる。そこで今回は2020年以降の朝ドラに注目、30~60代の女性100人に「残念だった朝ドラ」について聞いてみた。(自社リサーチ)
第9位(3.0%)には、杉咲花『おちょやん』、趣里『ブギウギ』が同率で選ばれた。
杉咲花が主演の『おちょやん』は、2020年度後期放送。名脇役として活躍した上方女優・浪花千栄子さんをモデルとし、明治末期、大阪の貧しい家庭に生まれて9歳で奉公に出されたヒロイン・竹井千代(杉咲)が芝居の世界に飛び込み、“大阪のお母さん”として親しまれる大女優に成長する姿を描いた。主演の杉咲がみせた自然な大阪弁や、豊かな感情表現には当時称賛の声も多かった。
「関西弁が騒がしい感じがして見るのがつらくなった」(60歳/女性/主婦)
「ほとんど印象に残っていない」(63歳/女性/会社員)
趣里主演の『ブギウギ』は、2023年度後期に放送された。“ブギの女王”と称された戦後の大スター歌手・笠置シヅ子さんをモデルにし、大阪の下町育ちのヒロイン・福来スズ子(趣里)が底抜けに明るい歌とダンスで日本中に元気を届ける姿を描いた。
草彅剛演じる破天荒な作曲家・羽鳥善一とのセッションや、『東京ブギウギ』をはじめとする名曲の歌唱シーンが大きな見どころとなり、趣里の圧倒的なパフォーマンスが多くの視聴者の心をつかんだ。
「出演者はよかったがストーリーがいまいち」(64歳/女性/会社員)
「ちょっと暗い部分が多かった。朝から暗い話は見たくない」(62歳/女性/自由業)
第7位(4.0%)は、上白石萌音、深津絵里、川栄李奈『カムカムエヴリバディ』、今田美桜『あんぱん』。
上白石萌音、深津絵里、川栄李奈主演『カムカムエヴリバディ』は、2021年度後期に放送され、朝ドラ史上初となるのトリプルヒロインがバトンをつなぎ、100年のファミリーストーリーを描いた。
戦時下を生き抜いた初代ヒロイン・安子役を上白石、昭和30年代の大阪を舞台にした2代目ヒロイン・るい役(安子の娘)を深津が好演。さらに昭和から現代を舞台にした3代目ヒロイン・ひなた役(るいの娘)を川栄が務めた。ストーリーはジェットコースターのように進んだが、緻密に張り巡らされた伏線が終盤に向けて鮮やかに回収されていく展開も話題だった。
「ヒロインが3人なので物語が散漫な感じがした」(54歳/女性/会社員)
「戦争での離別など朝から辛い内容もあったから」(47歳/女性/会社員)
「ストーリーに無理があった」(38歳/女性)
今田美桜主演『あんぱん』は、2025年度前期に放送された。国民的作品『アンパンマン』を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻の暢さんの半生をモデルにし、ヒロイン・朝田のぶ(今田)と夫の柳井嵩(北村匠海)があらゆる荒波を乗り越え、『アンパンマン』に込められた正義や生きる意味に辿り着くまでの半生を描いた。
嵩の母を演じた松嶋菜々子、ヒロインの両親を二宮和也、江口のりこが演じ、他にも阿部サダヲ、妻夫木聡、竹野内豊、河合優実、高橋文哉、眞栄田郷敦、中島歩など、若手からベテランまで人気実力派俳優が勢ぞろいした。
「ヒロインが強すぎる」(61歳/女性/会社員)
「戦争シーンがつらすぎた」(63歳/女性/主婦)
「ご都合主義なストーリー展開が多かった」(56歳/女性/自営業)