■「残念だった朝ドラ」、「話が地味だった」のは
第6位(5.0%)は、見上愛、上坂樹里『風、薫る』。
『風、薫る』は、冒頭でも触れたが、見上愛、上坂樹里のダブルヒロインが、明治時代を舞台に看護師として奮闘するストーリー。元家老の長女として生まれ、不運からシングルマザーとなった一ノ瀬りん(見上)と、教会で育った孤児・大家直美(上坂)という対照的な2人の女性が、東京の看護婦養成所で厳しい訓練を経て“トレインドナース”へと成長。偏見や疫病、医療現場の壁に立ち向かいながら、やがて最強のバディとして奔走する姿を描いた。
しかし、視聴者の間では、前半の展開の遅さや重さ、さらに明治期の医療・社会制度の描写がやや地味に映ったこともあり、不満の声もあがった。
「なかなか面白くならなかった」(50歳/女性/経営者・役員)
「ヒロインが2人いる意味がないと思った」(58歳/女性/主婦)
「話がりおいろと飛びすぎていた」(64歳/女性/主婦)
第4位(6.0%)は、福原遥『舞いあがれ!』、髙石あかり『ばけばけ』。
福原遥主演『舞いあがれ!』は、2022年度後期放送。ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島を舞台に、ヒロイン・岩倉舞(福原)が空を飛ぶ夢に向かって奮闘する姿を描いていた。
ヒロインがパイロット訓練生から挫折を乗り越えて起業家へと転身していく成長物語で、Snow Manの目黒蓮や赤楚衛二、高杉真宙ら人気若手俳優の競演や、温かな人間ドラマや美しい景色に魅了される視聴者が多かった。一方、丁寧だった前半の作風から一転して展開が慌ただしくなったことで、中盤以降は厳しい評価もあった。
「盛り上がりがいまいちだった」(63歳/女性)
「あまり感情移入できなかった」(43歳/女性/会社員)
「ヒロインはかわいかったけど……という印象」(65歳/女性/主婦)
「思っていた内容と違った」(56歳/女性/主婦)
髙石あかり主演『ばけばけ』は、2025年度後期に放送された。明治時代の小説家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、その妻である小泉セツをモデルにし、怪談を愛するヒロイン・トキ(髙石)と、英語教師として来日した夫・ヘブン(トミー・バストウ)が文化の壁を乗り越えて“怪談”を世界に紡ぎ出していく異文化夫婦の物語を描いている。トミー・バストウ演じる“ヘブンさん”の愛嬌あるキャラクターや、トキとヘブンの心温まるコミカルかつハートフルなやり取りも人気を博したが、淡々としたストーリー展開や全体的な暗さには一部で不評の声もあった。
「話が地味だった」(57歳/女性/会社員)
「全体的に暗すぎた」(59歳/女性/会社員)
「怪談要素が少なかった」(55歳/女性/主婦)
「日常を描いたドラマだからか退屈だった」(64歳/女性/主婦)
■「残念だった朝ドラ」ランキング
1位 橋本環奈『おむすび』
2位 黒島結菜『ちむどんどん』
3位 清原果耶『おかえりモネ』
4位 福原遥『舞いあがれ!』
4位 髙石あかり『ばけばけ』
6位 見上愛、上坂樹里『風、薫る』
7位 上白石萌音、深津絵里、川栄李奈『カムカムエヴリバディ』
7位 今田美桜『あんぱん』
9位 杉咲花『おちょやん』
9位 趣里『ブギウギ』