職場での飲み会における“世代間格差”が顕著になっている。タイパやコスパを重視する令和世代から、「生産性のない酒の場なんて出たくない」とブーイングが続出しているのだ。
「彼らの不満で目立つのは、“昭和オヤジの武勇伝と説教にはうんざり”“酒が入るとセクハラしてくる”といった声。こうした若者の不満は何十年も前からありましたが、自分たちより上の世代に歩み寄る気が一切ないのが、最近の特徴です」(広告代理店関係者)
芝浦工業大学教授でマーケティングアナリストの原田曜平氏は「今は“イジる”ことが“イジメ”と捉えられる時代」と解説する。
「“ハゲ”“デブ”などのルッキズムは論外として、遅刻した部下に“寝不足っぽかったもんな”と、ちょっとイジッてもハラスメント認定されてしまう。学校や家庭でも無菌室のような環境で育ってきた世代ですから、免疫がないんです」
少子化が進む中、若い世代に会社を辞められたら困るという事情もあって、昭和世代は腫れ物に触るがごとく令和世代に接している。
「本音を言えば、我々オジサンだって、若者への不満はたまっています」
そう静かに怒りをブチまけるのは、山本さん(59・製造業・仮名=以下同)だ。
「そもそも会社の飲み会なんて、仕事の愚痴や同僚の悪口を言って溜飲を下げるのが醍醐味。それなのに、昔話もエロ話も説教もダメというダメダメ三昧のコンプラ縛りなら、こっちから願い下げですよ!」