兵庫県のスーパーで惣菜のフライドチキンを購入したところ、中身が"生肉"だったとするX投稿が約2000万回も閲覧される騒ぎとなっている。
9月10日夜、あるユーザーが実在の店名を挙げた上で“フライドチキンを買ったら生肉だった”というふうに綴り、2枚の画像を投稿した。1枚目は食べかけとみられるフライドチキンの断面が見える画像で、こんがりと揚がった衣の内側に、ほとんど生にみえるピンク色の肉が写っている。画像2枚目は、店名や製造日時などが記された商品ラベルも公開されている。
投稿の閲覧数は11日夕方時点で約2000万回に達し、リポストは7100件を超えるほど拡散されている。リプライ欄には、
《なんで衣だけカリッとキツネ色になってんのに中身生やねん……どういう調理工程?》
《衣がほどよく狐色に揚がっているのにここまで中が生肉の状態って変だな》
《がっつり生肉じゃん..》
《こんな生肉のフライドチキン見たことねえ!》
といった驚きの声や、
《もし少しでも口にしてたら、カンピロバクターは潜伏期間が2〜5日あるので、数日後に急な下痢や高熱が出るかもしれません》
《体調何か変だな? と感じたら即座に病院に言ってください、鳥の生はマジでヤバいので》
などと体調を気遣う声が殺到。鶏肉の加熱不足で起こりやすいカンピロバクター食中毒への注意を促す声も寄せられたが、投稿者も体調を心配する旨の返信をしている。
2000万弱の閲覧数は画像のインパクトを物語っているが、近年は生成AIの発達もあり、事実だと断定することも難しい。そこで当サイトは11日、このスーパーの運営会社に、「投稿を把握しているか」「投稿の内容は事実か」「今後どう対応するか」の3点を尋ねた。
同社の広報担当者は、投稿は把握しているとした上で、「商品を回収したわけではないので断定はできませんが、購入した店舗が分かるラベルの画像も上がっているので、おそらく弊社の店舗で起きたことだろうと認識しています」と説明。実物を確認できていないため確定ではないものの、画像に写ったラベルから、自社の店舗で販売された商品だと推察しているという。
同社によると、画像のフライドチキンが製造・販売された日に当該店舗で購入した客は、およそ30人。そのうち、ポイントカードの登録情報などから購入履歴と連絡先が分かる10人余りに連絡を取ったが、現段階で体調不良などの被害は出ていないという。
対応に関しては、被害がなくても希望者には返金に応じており、実際に返金を希望した客もいたという。一方で、購入したかどうかを追跡できない客に向けては、店舗にお詫びと注意の案内を出しているとのことだ。
今後については、自社の商品だと確定すれば製造上の対策を進めるとした上で、「まずは原因の解明をしっかりやっていきたいと考えております」と話している。