暑い夏が終わって、季節は秋に突入。大型連休は温泉宿でのんびりしたいところだが、それも今や簡単ではなくなった。どの観光地にも外国人旅行客が押し寄せて大混雑。宿泊料金も上昇傾向にある。
そこで本サイトは、旅のプロを直撃取材。人気温泉地の陰に隠れた“穴場” を、本文では厳選10か所、前編の最終ページの表と合わせて全国50か所にわたって紹介する。
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まずは、北の大地から『函館湯の川温泉』(北海道)を選定。教えてくれたのは、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏だ。
「函館空港から車でわずか5分。“日本一空港に近い温泉街”とも言われています。赤レンガ倉庫が並ぶ函館港エリアや五稜郭などの観光名所へのアクセスも良く、良質な湯まで楽しめる。利便性と温泉情緒を兼ね備えた、まさに穴場です」
函館の港街にあるホテルでは、豪華な“朝食合戦”が起きているという。ホテル評論家で旅行作家の瀧澤信秋氏は、次のように語る。
「北海道産いくらのかけ放題で知られる『ラビスタ函館ベイ』をはじめ、旬の海鮮をたっぷり味わえる朝食ビュッフェが充実しています。
中には朝酒を楽しめる宿もあり、旅先ならではの、ぜいたくな朝時間を満喫できるのも、函館に泊まる楽しみの一つです」
本州最北端にある『大間温泉』(青森県)は、有名な大間のマグロはもちろん、実は、良質な温泉も楽しめる穴場だ。温泉ソムリエ協会師範で温泉インストラクターの金井茂幸氏が言う。
「泉質は、体が冷めにくい“温まりの湯”として知られる塩化物泉。これからの寒さが増す季節にもぴったりです。青森市方面から向かうと遠いですが、函館からフェリーを使えば近いので、ぜひ一度、訪れてほしいです」
『村杉温泉』(新潟県)は、五頭山のふもとにたたずむ、自然豊かな温泉地。秋には紅葉も望めるが、金井氏が推すのは泉質だ。
「江戸時代、新発田藩主が湯治に訪れたと伝わる名湯。全国でも珍しいラジウム温泉(放射能泉)が湧き、微量の放射線が細胞を刺激し、免疫力を活性化する“ホルミシス効果”が期待できます。万病予防など、健康を意識した温泉旅をしたい人は、ぜひ」(前同)