堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』の第18話(第2シーズン8話)が9月13日に放送された。同作は鳥取県がロケに協力していることで知られるが、放送後には「別班鳥取県支部」による超スピーディーな仕事ぶりに、『VIVANT』の監督である宮崎陽平氏が驚愕することに――。

『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いた超大作ドラマ。2023年7月期の第1シーズンでは謎のテロ組織「テント」の正体を追う物語が描かれた。第2シーズンでは“別班員拉致事件”を巡って、中国系組織「シンシー」との戦いが展開中だ。

【以下『VIVANT』第18話までのネタバレを含みます】

 第18話では、乃木がアゼルバイジャンへ飛び、現地の地下鉄に向かう下りエスカレーターに乗ると、隣接する上りエスカレーターには現地のエージェント・フィルザ(グルバン・アフメドフ)の姿が。フィルザはすれ違いざまに乃木に極秘メモを投げ渡し、乃木は駅のホームでそれを読む。そしてメモを手で丸めると、砂のように崩れて跡形も残らない――というスパイ映画のような場面があった。

 そして放送から3日後の16日夕方。鳥取県広報の公式Xは上記の場面を完全再現した、鳥取砂丘で撮影した動画を投稿。メモの文面は「鳥取砂丘の砂はサラッサラって知ってた?」となっている。これは、鳥取砂丘から砂30トンを運んで、9月19日~23日開催のイベント『TBS SPORTS & VIVANT PARK』(新宿・三角広場)で、『VIVANT』の巨大砂場を再現するコーナーの告知を兼ねた動画で、17日夕方5時時点で175.1万回再生されている。

 放送からわずか3日で再現動画が投稿されたことを受けて、宮崎監督は《ちなみに鳥取県に事前にオンエアを送ってるとかは一切なく…仕事早すぎる》と、驚愕。鳥取県広報のXは《ありがとうございます…! 月曜日は放送の余韻に浸り、 火曜日に構想·撮影·編集しました。(延べ実働2時間で完成です)》と、リアクションを返している。

 鳥取県庁では、ドラマにちなんで「別班鳥取県支部」を結成。9月6日には、砂丘の除草作業を同月12日に行なう告知をするにあたって、県職員10人で『VIVANT』第2シーズンのポスタービジュアルを再現した写真が観光戦略課の公式Xに投稿されるなど、積極的なプロモーション活動を行なっている。

 広報の公式Xでも同様に、今回のような動画を投稿している。警視庁公安部の刑事・野崎守役の阿部寛(62)――によく似た県職員・松田健さんが、鳥取県のイベントや魅力をアピールする投稿がシリーズ化している。松田さんは野崎以外にも、阿部が映画『テルマエ・ロマエ』(2012年)で演じたローマ人・ルシウスにも扮していて、SNSで大好評だ。

 そのように『VIVANT』人気に全力で乗っかっている様子の鳥取県――本サイトは、前述の再現動画が話題沸騰となっている鳥取県広報課に話を聞いた。

――『VIVANT』の宮崎監督が仕事の速さに驚いていましたが、何人くらいで制作されているのでしょうか?

「担当が2、3人いて、手が空いている人が作っている感じです。担当者はSNSの更新だけでなく、県の広報誌とか、公式サイト関係の仕事などと掛け持ちしながらやっている状態ですね。

 今回、監督が褒めてくださった動画でいえば、キャスト役の2人とカメラマンの計3人で作り、編集も彼らが行ないました。撮影当日は雨でしたが、鳥取砂丘が職場から10分ちょっとのところにあるので、晴れ間を狙って撮影しました。

 以前話題になった除草告知の投稿は、別班鳥取県支部リーダーである平井伸治県知事が参加することもあって多めの人員で撮影しましたが、基本的には少数精鋭でやっています」(広報課担当者、以下同)